▼06 ・下ネタ 「疲れた……」 「お疲れ様。夕飯出来てるから食べてね」 「名前癒やしてくれ」 普段は男の矜持がどうのと言って弱いところを見せようとしない彼が積極的に甘えてくるとは、どうやら相当参っているらしい。 「……出来ればベッドの中で癒やして欲しいんだが」 「それが目的か」 まぁ確かに私の体が縮んでから一度もそういった行為はしていなかったから溜まるのも無理は無い。が、それとこれとは全く別の問題だ。 「絶対嫌。誰かさんのせいで明日も学校があるから体に負担はかけたくないの」 「……したい」 「通報してやるから豚箱に入る覚悟があるのならしてもいいのよ?」 「……名前……」 「……まったく、しょうがない人ね」 「名前……!」 「見ててあげるから一人でして良いのよ?」 「……そんなところも好きだ」 「降谷くん」 「いつになったら下の名前で読んでくれるんだ?」 「そうね……私の苗字が“降谷”になったら、かしら?」 「……ははっ。名前には敵わないな」 ・コナンに招待をバラす 「“カフェット”。アルコール度数28度のサトウキビを原料とする蒸留酒がベースのコーヒー・リキュール。コロンビア産のコーヒー豆を100%使用しており、コロンビアのボゴタ市で作られている」 「……!」 「組織内では主に情報収集を担当しており、情報屋との異名も持つ」 「それが私よ。小さな……いや、“小さくなった”探偵くん?」 「な、何のことか僕よく分かんないや……」 「アイリッシュが知れた程度の真実に私が辿りつけない訳がないのよ? 工藤新一くん?」 「!!」 「私もあの薬を飲んだのよ」 「安心して良いわよ。誰にも話してないから……ジンにも、バーボンにも」 「君に一つ情報を与えるとするならば……そうね、“私とバーボンは繋がっている”ってとこかしら」 「あとは自分で考えてね。東の名探偵くん」 ・逆ハー狙いが来た 「少しは言い返したらどうなのよ!」 言い返すというのは自分がそいつと同程度の人間であることを認める最も愚かな行為。そもそも喧嘩は同レベルの人間間でしか起こり得ないのだ。 この女、まだ自分の程度の低さを理解していないらしい。 言い返す価値もない。 「貴女たちみたいな世間知らずが日本の未来を担っていくのだと思うと残念でならないわ」 こんな自分本位な連中の未来を守るために仲間が殉職していったのだと思うと本当にやるせない。警察学校で同期だった彼や、同じく組織に潜入捜査していた彼。 ・謎解きするバーボン 「げ……」 「アーン? 安室じゃねぇか」 「俺様は再来週に控えた合同合宿で使用する合宿所の下見だ」 ・夢主の正体に辿り着いたコナン 「名前さんって“敵の敵”、だよね?」 「……さぁ? 君がそう思うのならそうかもね」 |