潮の香り伸ばされずに落ちた白亜の城いいこだね手負いのけもの消印と鳥集めた宝石をぜんぶ投げ捨てよう山嵐の庭薄めた絶望アシンメトリー君と生きたい欄干を鳴らして予感甲高い陶酔いばらの寝床ガラスの獅子はきらきらと輝きながら砕け散ったよぎる声クリアひいふうみい大気の拍動それは決して間違いではなかったけれどカササギ薄氷を歩む伝わりますかアカシック・レコード花弁をほどく燠火覆っても光るうしろの正面救いの瞼