分かつ枝葉てまりうたシンボルツリーまだらに染まる魔法の手品大輪のアーチをくぐってその背を愛していたいだけ波打ち際を歩くひづめさよならが見えるころくじけた静謐おかえり日だまりの中の秘密基地狂おしいほどに貸してごらんみどりご白昼夢たくさん歩いた鼓動をさらういとけない差しのべられた手が光って見えたりんごあめなにも零れない星流しやさしくなろうコール紙吹雪が褪せてゆくずっとここにいた丸い頬道しるべ