ライラック郷愁のすみかあえかな不知火仮にここから叫んだとして染み込む薄荷ミルククラウンいけないよ高台で鐘が鳴るあおい緑とかけ違えた黄色いボタンたくさんのなまえセピアとめどなく透く放した手の向こう、君が笑うシームレス孔雀と絵かき夕暮れを潮騒が満たしていくレモンシャーベット石畳にはかわいそうな染みが一つ花冠さようならのじかん駒鳥の鳴き声散っては積もる呼び水語り部は笑んだまたね