odai | ナノ

剿ウ依様
誇りと埃/ようやく分かり合えた(そう思ったのに)/理論思考の敗北/等価交換/出口の見えない永久理論/ずぶ濡れな自尊心と/続かない夢日記/もしこの愛が無意味に終わっても/最期までいけ好かぬ/忘れさられた話


めばえ様
その劇薬が生まれる前のおはなし/せめて夜の匂いがするまで/壊しちゃってごめん、愛しちゃってごめん、離せないままでほんとにごめん/古びた群星をかいつまんで心臓に飾るの


よる様
さあすうじを愛してごらん/シリウスの心臓とその炎の脆弱性についての希望的告白/あいしてるよ /僕らがまちがえる前のキスのこと/なんだってよくなかったよ/虚勢・逡巡/やっぱり全然さみしい/微熱 /もう星になれないならあなたの恋人になりたい


痣様
いとしき日々に蓋をした/僕を見ないその瞳など、/このまま、ずっとこうしていたかった/どちらの手も取れずに傷付いた、傷付けた/投げ出して逃げ出したのは私だった/過去だけが私を慰めてくれる、そう今だって/淡い涙痕が消えない/繋ぎ止めるためだけに与えられた餌/呼吸が出来なくなった雨の日/君を失えない


若葉様
さよなら、なんて軽々しく(言えない/言うから)/刹那的情緒/大切に持っていたのはただのがらくた(それでもよかった)/儚さは紙一重/涙が落ちるよりはやく、/その傷が癒える頃、(また新しい宝物を見つけるでしょう)


ねこた。様
失くしたヒトリの欠片/永かったあの夜に/さよなら、永遠に。/愛して、いたの.../灰色の消失と、愛/見えないフリ/望んでた最後の約束/心を抉り取られた日に/愛した或る秋の日に/霞んだ空から漏れる光


睦月様
過去に手を伸ばした/混濁した意識に沈む/いつかの声を思い出す/手を伸ばしても届かない/白く塗り潰されたキャンバス/悔恨の螺旋階段/無意識的な死への願望/想い出浸りの日常/息を潜めた生命線/花はもう咲かないだろう


りいふ様
あの日、掴むことのできなかったこの右手は/揺らいだ空気に涙が溢れた/返事が返ってこないのは当たり前/そこにはうすぼんやり浮かんでいる/懐かしむ薬指の重み/柔らかなくちびるは謳わない/節くれだった手を探してしまう/ソファの右側はポップコーン置き場になったのさ/この愛、持ち帰ってもいいですか?/いただきます、過去の記憶


凾たし様
宇宙に手が届く/白む景色と暗い部屋/満月くらげ/わたしの世界が色褪せる/世界の光に気づけなかった/離れていく星の吐息/宇宙と幻影/きっともう触れられない/永久追放/プラネタアクアリウム


瑤様
記憶を入れた硝子の匣(はこ)は砕けました/灰かぶりの無垢/破棄された手紙/誇り墜落/破壊恋愛


衒女様
指切りげんまん/骨のない生きもの/フレンチネイルを剥ぎとって/たいていが過去形/重たくなった/林檎/聖ニコラウスの墓標/人間は進化した/ミソド、レファソシ、ミソド/、ばいばいだよ


剿ツ水様
あの日もこんな曇り空だった/赤と白と青と/書きかけのレポート/歪な埋め立て地/「忘れた」/追い求めた未来は呆気なく、/君と一緒に消えた感情/泣いたって終わらない/過去進行形の話/世界の何人が貴方を知っていたのだろう


刮芻ネ様
うばわれた恋心/眠りについた面影/後ろを向いてはいけないよ/あなたがわたしを知ったときから/喪失感はきみのせい/あの頃、なんて過去形はやめて/ずるずると引きずっているのはわたし/ポケットの中途半端な温もりがうざったい/なくしてから気がつくことがあります/わたしだけのもの


ケイコ様
忘れてしまおう、そうしよう。/君は行ってしまう/もう思い出すこともないでしょう/あなたの影がちらついて/さよならも言えずに/きっとそれは素敵なものだった/いつもそう、失ってから思い出す。/記憶のままの貴方でいてね/帰り道は見つからない/忘れたいこと、忘れたくないこと。


凾閧様
あれから君は笑わなくなった/後はさよならするのを待つだけ/何もかもがからっぽの世界/無くなった、なんて言わないで/世の中うまくいかないね、/本当はすごく寂しいの/残酷な運命で地獄に落ちろ/壊れた感情/あの頃のまま時間は止まった/失った悲しみは分かち合えないのか


白兎様
元に戻る事はないと覚悟した / 今まで手の中にあったのは確かな筈のに / 何事も代わりにはなれない / 伸ばした手は空(くう)を掴んだ / 後悔ばかりが胸を占める / 必死で追い求めた影は似て非なる物で / 私の世界は絶望に覆われた / 眠っても、目を逸らしても、時は進む / 心に空いた孔に風が吹き込む / 失った事を見て見ないふり


志乃様
掬ったてのひらにあるものは/白旗と夏の太陽と救えなかった人/一筋の白を引きながら/袖に咲いていたはずのその人の大輪/白群に還る朝には/その日に散った花と無垢な瞳と/ゆらり紅/帰ることを許されない地上より/繰り返す紺青にひらく/その夏の消息を誰もが知りそして知らない


紗霧様
愛しますか、愛せますか/涙跡を伝うこの感情の名を/長い長い夢を見ていたのさ/眠れぬ思いを抱きしめながら/僕は、私は、サヨナラを詠う


卯多様
もう戻れない、/思い出すのは君の泣き顔ばかり(どうか笑っていて)/最高最悪最期の選択(こうするしかなかったんだ)(次に合うときは他人だろう)/もう一度あの日の君に会いたい/もうぜんぶ終わってしまったんだ さようなら、愛しい人(さようなら、愛しい過去)


choco様
君がくれた記憶/真っ白な感情/私を生きる資格/僕等のための時間/傍にいたいと言う勇気/あの子の元へ帰って下さい/ありがとうなんていらないから


柳田様
彼らを繋ぎ止める鎖でした/想い出の家に置いてきぼりのあの子/わたしが私であるということの証明/今こそ世界に対して誠実でなければならない/瞼の向こうにあったはずなのに/ぎゅっと握っていた覚えがあります/ここにあるのはあの放課後の小指だけ/しわくちゃな声で叫んだ/なくしたのは確かに約束でした


袖様
白と青の空白が苦しげに息をしている/かなしい夜を繋いでみても/サイレントシャロウブルー/旧市街とにわか雨の気だるい温度差/終末はずうっと底に、あなたの隣で目を閉じたまま/沈黙は色だと宣うあなたが額縁のなかで色づいているのは、きっとあたしのせい/にせものでもいいの/しばらくここにいて/まぼろし展覧会/だれかの肖像・ポケットのなかみ


有々様
欠落の彼方へ/音をたてて落ちていった/心臓の再構成/愛無き声とさ迷う涙/天涯孤独の道化師/出口のない迷路なんて、ただの妄想/脳内だけでは全て理解不能/さがし物は君の後ろに/捨てる覚悟はできてたはずなのに/美しさは君を隠した


panda様
長針の軌道/揺れるブランコ/或いは不安定なメトロノーム/暴発/空から、海から/あなたのせかいはどうですか/1/15/警鐘を鳴らすのは誰?/five minutes ago./それが零を指した時


坂田様
鬼さんこちら/「ダウト」/ある一筋の光を失った日/すべてを嘘だと云って/ブラック・ホールの先に/虚無と手を繋ぐ/君はどうやったって僕を裏切者に仕立てるんだね/柳の木の下でお別れ/春になると思い出すこと/墓前にて、君に笑う

真司朗様
あなたはいつもわたしを嘘吐きにする/夜を纏ったまま、どこへ行くの/セカンド・ピアス/君の夢を見るのを止められない/ユートピア・ポートレイト/呼吸を忘れた春のこと/あの指輪は君にしか合わないのに/同じ微睡みにだって辿り着ける/たとえば、わたしの左手があなたの右手を忘れたこと/漂流船でソナタを


桧並様
唇の残滓/真空に泳ぐ/何も持たずに/いとしき幻肢痛/どうせなら心ごと/次なんていらないの/終末の夜が更けていく/迷子の両手はからっぽで/この空虚こそ君がいた証左/うまくだいじにできてたかな


六花様
綺麗になんて死ななくていいから/騙すなら完璧に騙して/わたしの半分を連れてあなたは眠った/さよならありがとう、わたしの/残り香に縋る/貴方の心の中へ(貴方と心中)


鞠屋てまり様
ぽっかりと空いた穴に指を入れると/高鳴る鼓動を抑えなくちゃ/お願いだから、優しい声を聞かせてください/研ぎ澄まされていく官能/渇いた身体に充ちるのは、貴方の神経でしょうか/あまりにも熱くて、硬くて、/背徳の先に見える楽園/この痛みに慣れた頃には──/冷たい涙が頬を伝うまで/もう、少女には……、戻れない?


郁様
記憶の鱗片は今日も後ろをついて回る/たしかに、おぼえてるよ/苦しみと引き換えに、それが手に入るのならば/ゆるりと微笑む彼女の唇に、静かに手を伸ばした/冷たい思考をするわたしを、きっともっと引き留めて


篠田野菊様
窓から見た景色だけは変わらない/貴方が消えてから百年/私は年を取りました/君の最期だけが繰り返しスローモーション/繋がらなかった掌/あの聲だけが響く/ある医者は言った/後遺症だけが遺った/PTSD(心的外傷後ストレス障害)/もうこんな世界は沢山だ


春様
知られるくらいなら死んでもいい/明日を片付ける/掲げたのは理性/泣いてしまった春/穏やかに動転/もう信じなくていい/貴方を解放する日/最期におわりを見せてあげよう


刄mイズ様
もう、届かない。/消え逝く/どうしようもなく、虚しくて。


七緒様
プラスチックの指輪を外した先、針も飲めないまま/薬指と小指も、まして右と左の区別もつかずただ絡まる意図/花瓶は割れるテディは千切れる握りしめたつもりで潰れることも知らないふり/花霞とキャンドルは比例しない/骨まで慈しんだこと、骨になっても留まること


ユーヒカ様
迷宮入りの告白/愛の不死性と記憶の劣化について/永遠になった約束/千夜に一度かそれくらい/見えない血液にキスして/諦めは死に似ていた/ブリザーブドメモリー/馬鹿みたいだね、ぼくら/傷跡はせめて最期まで/思ったよりも致命傷


鴉様
放り出した薬指/睫毛と首筋の真ん中で/涙を盗んだ爆発音/鉢植えの百合はきっと枯れない/隣のアノ子は消えちゃうの/地に立った枯葉の狂乱劇/その名は君を置いて逝った/花弁は僕の魂を喰らう/四つの瞳は二つに成った


刄jトロ様
エデンの底/眼球の裏で色めく/理想からいちばん遠い浴室で/そして終焉をなぞる白磁の指先/またあなたと冷たくなりたい/涙腺にきみのきらめきを埋めた (だからもう泣かない)/はじまりのうみで/ブロークンネック


刪ァ瀬様
わたしはまいご(誰かみつけて)/消えたこころの在処/隠した場所すらもう、/だって要らないって言ったじゃない/今日、あなたをなくしました(あんなに大事だったのに)/さよなら、わたしのぜんぶ


凾めや様
手をふると思い出すこと/夜の匂い/雨音/赤い水玉の傘/振り返るわたし/一瞬の静寂/頬を伝う泪が誰のかわからなくて/叫んでいた声は届かない/「     」/手をふると思い出す


刮[宮十時様
楽園への帰還を夢見て/呑み込まれた温もりと/栄光と失墜の駆け引き/こぼれ落ちたのは希望/幻の中に君の姿を探す


りず様
ごめんねと君が言うからボクはこんなにも不幸だよ。/流れ星に賛美歌を/あんなに愛しかった君の声を僕はもう思い出すことができない/ラナンキュラスが泣いた/爆弾を抱えたままに/悪戯はいつかはバレるのだろう/シャボン玉みたいなキミ/アイスが溶けた/雨の匂いの中に幸せは隠れているの。/花占いの結果


凾かね様
強く手を握るよ/策士は失う前に /砂漠のなかに捨てられた僕 /僕の涙のみずうみ/忘れてしまわぬように蓋をする /手当たり次第に君の跡を探した/ 確かにここにあった


紅月様
まばたきでゆらめく/モノクロの視界の端で、/ぽっかり空いた心の穴/色褪せた記憶をほどいて/世界はそれでも呼吸する/消えるなら君の瞳が本望だ/サヨナラくらいはしたかったのにね


新藤利休様
清々したのに涙が零れた。/気付けば冷たい/喪失感だけ傍に居る/無くしたモノねだり/不穏な不憫なキミに一輪の花/サヨナラかつての美徳たち


さきは様
聞いてないよ/蝋でできた肌/ひるがえる喘鳴/すりぬけてすらいなかった/感情途絶/滑落する思考/ちりつく心臓/凍てついた脊髄/泥濘の枷/目に映るだけの


223様
ねぇ。ねぇ。ねぇ?/聞こえないからって手放した右手と左手/ちょうちょむすび/さらわれた舌/お腹の中の/スカスカ/きいろのいろの部分/この距離の平行線/まっさらにして/いいの。


小谷様
あなたの死んだ夏/あなたを殺した夏/あなたが夢見た夏/もう帰ってこない夏/冷たい指先/苦い煙/金木犀の下で眠る君/思い返せばあなたにひかれていた/いやだよ/まだなにも伝えていないのに


剄kエ様
プラスチックエデン/僕の死んだ夜は暑かったようだ/求めたんだ/たとえば心臓とか/あの子とこの子と、/彼女の瞼が、好きだった/待ってる、帰ってきて/ゆらゆらと虚しいんだ/彼女のさよならラブソング/さて、途方もないことを考えてみてくれないか。そうだな例えば、きみがここに存在していた証明、なんてのはどうだろう。


樫井あぐり様
お早う、僕は静かに時間を止めた/ゆっくりと眠たくなっていく/夜空に手繰るあての無い/落涙に秘す/君だけが稚けない/お気に入りを亡くした/小指だけを結んで、貴方は針を探しにいったままで/別れはあまりにも鮮やかなことを君は知っていたね/Memento mei/のこされた君の花


多西
空切る諸手/霞む通い路/今生の暮れ囃子/千々と消えゆく/あすこで待ってて/其が訪れを待っていた/瞼裏に焼き付くいつかの眼差し/それは依存であったのやも知れぬ/腑抜けた情であったと笑わせておくれ/君はそう言ってぼくを置いていくんだね


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