2018/07/26 23:44
それはそうと、久しぶりにラジオを聴いていたら、進路に悩む受験生が出ていました。
まだまだ人生経験の浅い私が言うのも何ですが、本当に、現実を知る前に、子供たちは現実を知らないままに夢を見るべきだと思います。非現実的な夢でもいいんです。ヒーローになりたい、アイドルになりたい、裏方スタッフになりたい、何でもいい。どんな夢もキラキラしていて、何より夢を見ている子供は輝いています。
昔、5年以上見ていた夢を一蹴されたことがあります。それまで私は割とメンタル強めだと思っていたんですけど、「無理」と一言、たった一言言われただけなのに、目の前が真っ暗になって、しっかり起きているのに足元から崩れ落ちていく感覚に襲われました。理想像とかこれまでの努力とか、時間をかけて積み上げてきたものが一瞬にして崩れ去りました。音を立てて崩れるって単なる比喩だと思っていたんですけど、本当に音を立てて崩れていくんだなって、その時初めて知りましたね。
その経験を経て今言えることは、否定されても貫いてほしい。私の場合、叶わない夢じゃなかった。「叶わない」と言われて、自分で叶うかもしれない夢を手放したんです。本当に辛いのは、叶わないことじゃなくて、諦めた自分がいるという事実だと思います。もし叶わなくて、生きているの辛くなって、死にたいと思っても、まだ1%の可能性があるなら、生きて。生きていれば、必ず可能性はあるはずです。0%なんて有り得ません。叶わなかったとしても、その経験が人生の糧になります。私は拭いきれない後悔を抱えたまま、生きています。いつか、何かしらの形でこの後悔を昇華できるよう、日々を生きています。
夢を見ることは楽ではありませんが、人生を豊かにしてくれます。苦しかったり、悔しかったり、悲しかったり、それでも幸せをくれる大事なものです。夢に対する後悔はありますが、夢を見たことに対しての後悔はありません。現実を知らないからこそ、見ることができる夢を子供たちには見てほしいな、と思った(心が)ばばあの1人の夜でした。
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