未来の話


夢主→空間操作魔法使い設定


「もうすぐわたしも三年生です、先生」
「え、まだ8ヶ月もあるけれど」
「黙って下さい、三年生ですね」
「そ、そうですね…」
「深影先生、わたしが卒業したら第二ボタンくださいね?」
「第二ボタンって、俺学生じゃないんだけど」
「シャツでも何でもいいですよ、第二ボタンであれば
あ、ないとは思いますが他の人にあげたら海の底にぶっ飛ばしますから」
「大分失礼だと思ったけど海底は流石に嫌だから来たとしても他の渡すよ…」
「はい、よろしくお願いします
時に先生、喜ばしいことに独身でらっしゃるそうで」
「喜ばしくはないな」
「喜ばしくはないとはなんですか?
まあいいですが、卒業してちょっと経ったら結婚しましょうね」
「待て、それはおかしい」
「結婚しましょうね、ね?」
「いや、そんな押されても…」
「相手がいるのですか?いるのなら是非ともお会いしたい、海の底へ消します」
「いない、いないから、物騒なことを言うの止めようか」
「しょうがないじゃないですか、わたしは先生のことを愛して愛して愛して止まないのですから」
「それはこの一年半の中で知ったよ」
「何を仰います、わたしは中学の時から愛していたのですよ?」
「え」
「わたしは1のAですが隣の担任超タイプと思ってたのです」
「へ、へえ……」
「まあその話は置いときましょう
それで結婚、してくださいます?」
「うーん…出来たら、な」
「本当ですか?わたしとても嬉しいです、どきどきしてます、先生のお姫様になれるのですね」
「お姫様?」
「はい、高宮君が王子様ならわたしはお姫様ですよね?ね?」
「何故それを」
「わたしを舐めては困ります
で、お姫様ですよね、深影先生」
「疑問じゃなくなってるぞ、それ」
「お姫様って言ってくださいよ
まあいいです、なら一年と8ヶ月後楽しみにしてますね、先生」
「せめてもう少し先な…お姫様」



未来の話



(あ、先生がデレた)
(デレたって言うな)


prev|next

[戻る]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -