たとえ離れても君を「明日から二日間、大阪なんだ。」
急に入った仕事。
同じ日本だとはいえ
ここから大阪はやっぱり遠い。
『二日間…か。』
ウキョウ「ごめんね?」
『どうしてウキョウが謝るの?
仕事だから仕方ないよ。』
ウキョウ「ありがとう。」
仕方ない、と言いつつ
マイは悲しそうな顔をする。
俺だって二日間もマイに会えないのは
かなりつらいよ。
出来る限り毎日会っている俺らには
二日間でも長い。
でもマイの言う通り
仕事だから仕方ない。
一か月前くらいにも五日間海外に
行かなきゃいけなくて
マイと会えないことがあった。
でもマイは悲しそうな顔をしながらも
『お仕事頑張って』と言った。
わがままを言わない
ほんとにいい彼女だよ。
でもマイが『さみしい』って言いたいのも
わかってるよ。
俺はぎゅっとマイを抱きしめる。
ウキョウ「空き時間には
メールも電話もするから。」
『無理しないでね?』
ウキョウ「無理じゃないよ!
俺がマイにメールと電話がしたいんです!」
たとえ離れても君を『返ってくる日には
ご飯作って待ってるからね。』
ウキョウ「本当?楽しみだな。
急いで仕事終わらして来るよ!」
prev|
next