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設定というか補足というか。

「立ち止まれば」の留三郎は伊作の一番の理解者であり、ヒロインに対しても一番理解していると言って過言ではありません。
(ヒロインにとっても一番の理解者かというと、それはまた別の話)

ヒロインの性別・ある程度の家庭の事情。また、伊作の心情や家庭の事情。どちらも把握しています。
さらに同じ教室にいる二人の実態を把握しており、口に出さないことでも何となくわかっています。
一歩引いた地点から二人のことを見ている、といった冷静な食満さんです。

(ただし同室の情やら何やらあり、少々伊作の息がかかっている節がありますが)


今回の06話でヒロインと鍛錬していましたね。留三郎は、向かって来る相手には本気でぶつかっています。手加減するのは相手に失礼ですから。
けれどそれ以外の時には、ヒロインを女の子扱いしているんですね。当のヒロインはそれを面倒見の良さがなせる技と少々的はずれな見解を持っていますが。

その後の伊作との対比をさせたのですが、同じように女の子扱いしている二人ですがちょっと違いがあります。

伊作は女の子として自覚を持たせるのが一番の望みです。
留三郎は、伊作のその思いも汲むし、ヒロインの自分が男であるという思いも汲むし、実際女の子であるという事実も含めて接します。だから男同士のような適当というか大雑把な対応をとったり、女の子としての自覚を促すような対応をとったり、どっちつかずな感じです。案外適当なようで考えてるようで考えていない。

そして、ここが一番のミソなんですが、女の子だから「触らない」んですね。鍛錬とか、授業とか、そういう必要以外に留三郎は決してむやみに触れません。女の子だから。
対して伊作は治療以外でも普通に触れます。性別への自覚の促進と、自分の想いとが絡んだ複雑な思いなんだろうなぁ。伊作はやっぱり主観的だから、留三郎のように引くことができず、周りが見えなくなることもあります。そんな時は伊作に声をかけてあげる…こともある。そんな空気の読める留三郎です。
留三郎さんは割とイケメン(風味)。



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