何故我輩が、このような事をしなければならぬのかわからんが、桜の頼みとあっては仕方が無いのでレポートを書いてみようと思う。
題名は、「セブルス・スネイプの優雅な一日」だ。


起床 7:00頃


まず、紅茶を煎れる。我輩もやはりイギリス人。アーリーモーニングティーは習慣だ。
今日は、ダージリンにした(いつもはアールグレイが多いからな)。そして毎日購読している日刊予言者新聞を読む。
どうやらルシウスが、何か企ててるらしい。新聞の広告欄に案内が載っていた。


身支度


歯を磨いたり、着替えたりなど色々だ。ここは割愛するぞ。


朝食


大広間で朝食だ。
桜を探し出して目で追っていたら、隣のルーピンがありえない量の甘味を平らげていた。恐ろし過ぎる。この世の物とは思えず、横目で睨みつけていたら、


「これくらい普通だよ?食べる?セブルス。」


と言って来たので


「食えるか馬鹿者。」


と返した。だが、ルーピンの背後に何やらよろしくない気配が見えた気がしたので、鼻を摘んで食べた。
甘すぎる。
思わず眉間のシワを深くしてしまった。
我輩はこんなものが食える奴の気がしれん。ルーピンがニヤリと笑っていて腹がたったので、辛いものをごっそり奴の皿に入れてやった。
我輩は殺されるかもしれない。
でも、朝食後に桜が持ってきたクッキーは普通に食べられた。
甘さ控え目らしい、なんて可愛い奴なんだ桜。


授業(午前中)


今日はどの学年もグリフィンドールとスリザリンの合同授業ばかりだった。ポッターは相変わらず、傲慢な餓鬼だった。つくづく父親に似ていると思う。
腹がたってきたので、ロングボトムの大鍋を見てからグリフィンドールに10点減点を申し渡して差し上げた。

グリフィンドールいびりか・・・?


我輩の趣味だ。


桜は、夏休み中の我輩のスパルタ補習の効果かとても良い出来だった。
耳元で「スリザリンに10点差し上げよう」と囁いてやると、顔を真っ赤にしていた。
なんて可愛い奴なんだ。


午後


授業はもう無かったのでレポートの採点をした。だが、どれも読むに値しないような物ばかりだった。
だが、桜とグレンジャーのレポートはよく出来ていたと思う。
Aを付けておいた。


放課後


桜が我輩の部屋に遊びに来た。膝の上に座ったので、キスしてやった。
これくらいで顔を赤くするのが可愛かった。キスしながら桜の尻を撫でていたらノックの音がしたので、


「誰だ」


と問えばマルフォイだった。膝の上の桜をそのままに、中へと通してやればレポートを置いてサッと逃げて行った。
初々しい奴め。
父親のルシウスとは大違いだと思う。
そしてそこを通りかかったルーピンが部屋に入って来た。


「お茶くらい出してよ、セブルス。」


と言われた。
眉間にシワを寄せて黙っていると、桜が


「じゃあ私が煎れる!」


と言うので仕方なく我輩が煎れてやった。ルーピンなんぞに桜の煎れた紅茶を飲ませてやるのは勿体ない。
そしてまたまたそこを通り掛かった校長が部屋に入って来た。
目がキラキラしていて関わりたくなかったが、


「お茶をくれんかの、セブルス」


と、有無を言わさずにお願い(寧ろ命令だ)されたので出した。
我輩も紅茶を飲んだ。
校長がニヤニヤしている。嫌な予感しかしない。


「セブルス、"にゃあ"って言ってみてよ。」


ルーピンが我輩の頭上を見て言ったので頭に触れてみると案の定猫耳とやらがついていた。ご丁寧にしっぽまである。
勿論、校長もルーピンも追い返した。

あ、涙が出そうだ・・・。


でもその後桜がいつも以上に擦り寄ってきたのである意味良かったのかもしれない。


見回り


ポッターが寮を抜け出していたので大幅に減点してやった。
もう一度言おう。


グリフィンドールいびりは趣味だ。


就寝


ベッドの所へ行くと何故か、桜が布団に入っていた。

襲ってやろうか・・・?

少しくらい我輩の理性のことも考えて欲しい。




さてこんな感じだぞ、我輩の一日とは。
如何でしたかな?




「ちょ、セブ、私のこと可愛い言い過ぎじゃない?」
「そんなことないだろう。」



他サイト様チャットで話したネタを書いてみた(朝食の部分)



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