Character
UPした作品に登場するキャラクターを紹介して行きますので、増え次第随時追加致します。


● アリス
時計兎に攫われてハートの国に連れて来られた少女。
素直で明るく活発な性格で、ポジティブ思考の持ち主のため、連れて来られて早々時計兎に放置されても挫けない。
腕っ節が大層強く、狙撃されても銃弾を避けることが出来るちょっと異常なお嬢さん。
姉のロリーナを崇拝するに値する程尊敬し、慕っている。
ハートの国では何故か皆に『救世主（メシア）』と呼ばれている。


● 女王
冷酷無慈悲の残酷な女王様。
常に不機嫌で他人の気持ちなど一切考えず思うままに行動し、すぐに斬首を命じる。
心根は優しい女性だが、王によって心を壊されたため、冷酷な性格となった。
王に『この世界のものでは決して死ぬことの出来ない呪い』を掛けられており、王を嫌い、また常に死ぬことを求めている。
昔拾った少女エースを実の娘のように思っており、彼女にとっての精神安定剤となっている。


● 王
ハートの国の最高権力者でありながら、この世界最強の魔術師。
いつも笑みを絶やさず、基本的におおらかで紳士的。
しかし、中身は腹の底が見えない程真っ黒。
女王に狂愛的な愛情と執着を持っており、彼女を手に入れるために呪いを掛けている。
女王が自分のものであれば他は何をしても構わないと考えているため、女王が望む裁判などの政を彼女にまかせて自由にさせている。


● 時計兎
ハートの国の宰相兼死刑執行人。
また女王の命令でアリスをこの世界につれて来た張本人。
冷静沈着で仕事熱心、何事にも動じない。
女王だけに忠誠を誓っており、国務以外は女王の命令しか基本的に聞かない。
三月兎とは異母兄弟で弟となるが、三月兎を憎んでいて過去に三月兎の左眼を抉り取っている。


● 三月兎
相当軽い性格をしていて大の女好き。
年がら年中発情期で下心満載で女の子を口説いている。
基本的には平和主義の快楽主義者だが、切れてしまうと女性相手でも関係なく痛めつけてしまう凶暴性も併せ持つ。
帽子屋と眠りネズミと共に狂ったお茶会を何時も開いてははしゃいでいる。
実は貴族の生まれで時計兎の異母兄。


● 帽子屋
紳士的でマナーのある優雅で落ち着きのある男装の麗人。
そんじょそこらの男よりも紳士であるが、彼女もまた三月兎同様に大の女性好きの快楽主義者。
痛めつけるのではなく辱めることに快楽を見出している。
三月兎とは性別関係なく仲が良く、眠りネズミも含めてよく狂ったお茶会を開いている。
時間とは話友達だが、実は永遠の横恋慕中。


● 眠りネズミ
吟遊詩人の少年。
おっとりしていて行動がとろく、いつも眠たそうにしていてしょっちゅう寝ている。
24時間中23時間は寝ていないと駄目な子で、睡眠時間が22時間を切るとぶち切れる。
滅多に歌うことはないが、彼の歌声は思わず心を持って行かれてしまいそうになる程素晴らしい。
五歳までの記憶をなくしていて、自分が誰なのか判らないが、本人は然して困っていない。


● 時間
塔の中に閉じ込められている先読みの予言者。
彼女の存在自体が時間軸に大きな影響を齎すため、生まれてこのかた一度も塔から出たことがない。
無邪気で明るく少々夢見勝ちで少女のような心を持っているが、自分の力と役割を認識した確りとした一面も持っている。
いつか自分を塔の外に連れ出してくれる王子様が現れることを夢見ているが、それが叶わないことも悟っていて何処か儚い印象を受ける。
帽子屋は唯一の話友達で仲が良い。


● 蜥蜴
この国随一の臆病者の青年で、また腕利きの掃除屋。
何に対しても怖がっていて、いつもびくびくしては怯えているが、その怯えが転じてとんでもない凶暴性を併せ持つ。
仕事の際は対象を全て食べ尽くし、文字通り“掃除”してしまうことから、理想の掃除屋として名を馳せている。
夜に非常に弱く、暖かいものが大好き。
グリフォンに憧れを抱き、理想の男として尊敬している。


● グリフォン
この国最強と呼ばれる武力家の青年。
少々がさつではあるが、大らかで懐が深く、人情味がある。
相手の技量を見極める鋭い洞察力を併せ持ち、身勝手な戦闘は一切しない。
だが常に強い者を求めていて、未だ自分を越えることの出来る武力家が現れないのが専らの悩み。
海辺に住むニセウミガメと非常に中が良く、いつも彼女の話し相手になっている。


● ロリーナ
淑女として完璧な、非の打ち所のないアリスの姉。
包み込むような優しい性格で面倒見がいいが、怒らせるととんでもなく怖い。
知識を吸収することが好きで、毎日本を読み耽っていて物知り。
頭のキレもぴか一で、かなりの頭脳の持ち主。
アリスが自分を慕っていることを嬉しく思い、可愛がっている。



2010,5,31記述