さてさて、色を塗っていきます。
大抵は肌から塗り始めるのが一般的ですが、僕は髪の毛から塗っていきます。
先に手順だけ書けば
髪→服→肌→目→背景
で進めていきます。
違和感を感じるかもしれませんが、まあ、こんな風に塗るやつもいるんだよとお考えください。

あとここから画像サイズが変わります。


まずはそのキャラの髪の色(ルカの場合水色)で影の部分に色をつけます。
ここは筆圧強めに塗ります。
同じ色でも発色の濃い色鉛筆なら筆圧で大分色の調整が可能です。
影をつけたとこから同じ色で今度は薄く色を広げます。
このときにハイライトはここに入れるというのを軽く考えて、入れる場所は塗らないでおきます。
これで髪の基本の色と影(とハイライト)の位置が簡単に区別されました。
これから徐々に色を足していきます。


影の部分に水色より濃い色である青色をまず足してみました。
それと影が増えてますね。
僕の色塗りは半分ノリで進めてるのでこういうことが茶飯事です。

これでさらに影がくっきり区別できたので、基の色のみで塗っているところを少しだけ濃くすることができます。
影が際立ち過ぎないように塗ったら、青色を足したように類似色を使ってさらに色を増やしていきます。
その途中で先ほど塗らなかった場所にハイライトも塗ります。
タイミングは毎回「あ、今塗っとこ」ぐらいでつけるのでかなり適当。
今回は影に青色を足して、薄かった水色を濃くする道中でつけました。

色を増やした髪の仕上がりがコチラ。

ルカは水色ベースなので、影全体には青色。
より濃い影(うなじ付近など)には更に紫色、深緑色を使いました。
そしてハイライトには明るい黄緑色。
その付近にちょっとだけ桃色を申し訳程度に入れています。
髪の毛は僕にとって二番目にノリノリで塗る箇所で、使う色数がもっとも多いです。
今回の場合は八本の色鉛筆を使いましたが、これが黒髪になるとさらに多くの色をごちゃごちゃ混ぜます。
銀髪とかになると濃い色は使えないので減りますが、それでも四本は使って塗ります。
特に色数が多いのは影の部分になるのですが、これは僕が極力影に黒色を使わないようにしているからです。
黒を混ぜれば簡単にその色が暗くなりますが、少し重くなりがちだと思ってます。
なので黒の代用にたくさん色を混ぜることで少しずつ暗くしていく、ゆっくり黒に近づけるイメージで色を足していきます。
その結果が色数に出てると考えてください。

簡単に色を使った流れを振り返ると
水色を全体に塗る
→青色を影に足す
→水色を薄い箇所にさらに塗り加える
→ハイライトの黄緑を足す
→影の少し暗い場所に緑、さらに暗い場所に紫を足す
→申し訳程度に桃色を入れる
といった流れです。

髪の毛はこれで一旦置いておきます。
ちょっと塗りすぎたかな?と思ってもよそに色を置くと、また印象が変わるのでその時にまた手を入れます。




2.下書き+線画
 4.着色:服

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