プロローグ

私が野球を始めたのは小学3年生の時。

そのときのアイツは、野球が大好きだった。

女の子だからと言って、誰もが打てるようなボールを投げてくれたアイツ。

バットを振り、ボールを当てた。
「右の線を走れ!」って言われたとき、なんか嬉しくて。でも走ったものの、一塁にボールが渡りアウトになってしまった。

けど、あのボールを当てた時のあの嬉しさは、
走っていたときの爽快感は、

いまでも忘れられない。

- 11 -


back



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -