マジバにて
「さっすが大我と黒子だね!」
「はしゃぐと転ぶぞ。」


先輩達との試合で活躍した二人。久々に黒子のプレーを見て少しだけテンションが上がっていた。
マジバにつき、軽く空腹を満たすため大我のチーズバーガーを一つ無理やり貰った。


「はぐっ」
「ったく。…………そういやお前、黒子(あいつ)のこと知ってたんだな。」
「知ってるよ〜。言ってなかったっけ?私、如月にいた前は帝光中にいたんだ〜。」
「まじかよ。」
「マジ。」


食べ終わり飲み物を飲んでいるとき、帝光中にいたときと如月中にいたときの私を比較していた。


「そん時は今の性格じゃなかったんだけどね。」
「どういうことだ。」
「…隠してたの。ちょっとしたドッキリみたいな感じなんだけどね。次にあったときのみんなの反応が見たくて、正反対のおとなしい感じだったんだ〜。」
「そうだったんですか、」


突然横から声がし見てみると黒子がバニラシェイクを片手に立っていた。


「黒子ッ!?」
「お前いつの間にっ、」
「最初からです。」
「やっぱり、相変わらずだね。」


久々に黒子の影の薄さを実感し、飲み物を置いた。


「私の予想だと、最初から?」
「さっきも言いましたよ。」
「だったらそう言えっての。」
「一度声をかけたのですが気づかなかったので。」
「やっぱそうなるよね。」


すると大我が山盛りのチーズバーガーを1つ黒子に渡した。


「それ一つ分は認めてやる。」
「どうも。」


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