輝きのその下で

7話 (9/25)



わたしとしては初の参加したイベント《秘宝の里》が始まって残り一週間となった。
ちょうどその日、集めていた玉が4万個が達成し、最終報酬である物吉貞宗を本丸に迎え入れることができた。


「物吉貞宗と言います!今度は、あなたに幸運を運べばいいんですか?」
「ようこそ、物吉君!なれないことが多いかもしれないけど、これからよろしくね。」
「はいっ!」


早速鍛錬部隊に入れて錬度を上げることにした。
といっても最初は刀装に弓兵や盾兵を渡して一振りで函館へ。
平均錬度が上回ったら錬度の少し高い刀剣たちを入れて検非違使の出現していないエリアへと足を運ばせた。
そして幾度か出陣して私は思ったことがあった。


「打刀たちと出陣すると、絶対に一度は二刀開眼をやるよね。」
「はい、僕も脇差ですから。」
「にしても平均的に堀川君よりやってるよ?」
「そうなんですか。そうですね…幸運を届けているからでしょうか。」
「やっぱりそうなのかね?」
「あ、お洗濯ものたたみ終わりました!」
「おー、ありがとう。あとは堀川君が厨房で光忠さんと夕食の準備しているから、手伝っておいで。」
「わっかりました!」


夕食ができるまで自主部屋にて審神者としての仕事に打ち込む。
そこで物吉君のステータスを見てみると、飲んでいたお茶を吹き出しそうになってしまった。


「ひ、…必殺が50!?あとはほかの脇差よりは弱め…。勝利を運ぶ脇差は伊達じゃないというわけね。」


しばらくして、わが本丸の攻略も池田屋の記憶へと進めていった。


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