輝きのその下で

3話 (5/25)

審神者になってから数か月
短刀に前田、五虎退、秋田、今剣、薬研。
脇差は堀川、鯰尾。打刀に蜂須賀、同田貫、大倶利伽羅、和泉守、長谷部、宗三鳴狐、大和守が来て、太刀に獅子王、燭台切さん、山伏さん。
今のところはこんな感じで、槍や薙刀、大太刀は0のまま。

今現在、鍛刀中で一つは通例の1:30:00。そしてもう一つは初の3:20:00という時間が出ていた。長いけど、手伝い札は使わずに待つことにしている。


「ずっとここにいないで仕事しないとダメだよ。」
「待ち遠しくてね。えーっと、何分くらいここにいたんだろ。」

時間を見たら2:25:00と表示されていて、約1時間もいたということにびっくりした。
加州君に連れていかれて大広間にたどり着く。


「今8時半なんだ…。みんな早いよね。」
「主が遅いだけなんじゃない?早く朝ごはん食べて、今日どうするか命令してよね。」
「はーい。」


朝食を食べてその間に今日の編成を考える。メモ用紙にまとめてそのころには朝食も済み編成表へ提示しに行った。


「あ、薬研君おはよう。」
「大将か、おはよう。提示しに来たのか。」
「うん。今日は薬研君出陣だからね。」
「それはうれしいな。1番隊だな、じゃあ着替えてくるとするか。」


名札をかけて、先ほどの鍛刀部屋に向かう。
ちょうど1:30:00のものが終わってる頃合いで完成していた。
現れたのはボロ布をかぶった刀剣男士だった。


「山姥切国広だ。……何だその目は。写しだというのが気になると?」
「(お…重い!)」
「カカカカカ!来たか、」
「…兄弟、先に来ていたんだな。」


山伏さんが来たことで重かった空気は少しでも軽くなった。


「あそっか、同じ堀川派だもんね。それじゃあ、本来なら近侍に本丸の案内をしてもらうけど、山伏さんお願いできますか?」
「あい分かった。任されよ。」


山伏さんは山姥切君を連れて鍛刀部屋から出て行った。
私も鍛刀部屋から出て今日出陣する第一部隊を見送りに向かった。


「あ、主!」
「見送りに来たよ〜。」
「じゃあ、出陣してくるね。」
「うん、ご武運を!」


ポケットから火打石を出して無事を祈るため鳴らす。
加州君は「さあ出陣だ!」と声をあげ第一部隊は出陣していった。


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