宍戸
「おはよー…」(*^ω^)
「おい!!!!お前、膝から流血してるぞ!」ヾ(°Д°)
「こけたー…」
「ったく毎日毎日よくコケられるな」(−Q−)
そう、私は鈍臭くて毎日毎日怪我をする。
「保健室行けよ。」
宍戸に呆れ顔で言われる。
「もう1時間目始まるし終わってから行くよ」(・´ω・`)
「ッバカ、倦んだりしたらどうすんだよ、行ってこいって!」(T"T;)
「もう遅刻にされたら後がないんだもん!!!!」(´;ω;`)
「あー…ったくしょうがねぇな。」
ズンズン近づいて来る宍戸サン。
「なん「って…ぎゃあぁああいああ!!!!離して!」Σ(°Д°;≡;°д°)
140センチとマイクロな私は宍戸に腰に手を回されたかと思うと…
俵担ぐみたいに簡単に持たれた←
「ぎゃーぎゃー騒ぐなっつの、目立つだろ?」
「目立つ事してんのは宍戸でしょ!?」(`д´)
ハイハイと適当にあしらわれ
廊下に出ると
「小林ぃ(担任+1時間目の先生)、コイツまた怪我したんで保健室連れていっていいっスか?
遅刻にされるの嫌だからつって行かないんですよ。」
「またか…おう、連れていって来い。」
「離してー!」(シ°A。)シ
私の声なんざ無視してどんどん歩く宍戸…
そう宍戸には3年間このような扱いを受けている。
不服だ。最初は怪我をしてるのを見付けては手当してくれていたのに
最近では呆れ顔で散々人をバカにする(`д´)
一人で帰るから先に教室帰れ!と保健室から宍戸を追い出した←
もう絶対見てやんねーとか毎回言ってるけど何だかんだ面倒見てくれるよね!お人よしだなぁ
昼休みそんなことを考えながら歩いていると
急に後ろから押された。
とっさに振り返ると
宍戸のファンのコ達!!!!
しまったと気付いた頃には遅かった。
私がいたのは階段の一番上
階段上で横目に見て笑ってる彼女達に手を伸ばすも…取ってもらえるわけがない
しかもここはいこいの広場の階段
通常の三番もの長さ。
「落ちるぅぅぅ…!!!!」(;Д;)
「ミユキ!!!!」
伸ばした手の先に見えるのは、血相を変えた宍戸だった。
宍戸は手を掴むどころか
体ごと飛んできて
私をまるごと抱きしめた。
落ちた後…泣きながら宍戸が怪我したらどうすると怒ったら
「お前、一人だと危ないんだから俺の目の届かない所に
一人でいるんじゃねー!」
と真っ赤な顔して言われた。
Fin
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