俺の愛しい年下彼女




「及川先輩!」


昼休みに入ったところ。俺の名前を呼んでひょいと教室の入り口から顔を出すは、愛しい年下彼女なまえちゃん。可愛い彼女の出現に、自然と笑みが零れた。


「なまえちゃん。どうしたの?」
「いえ…あの、良かったら……お昼、一緒にどうかなって」


たったそれだけ言うのにも顔を赤く染めていて、そんな所も愛しくて仕方がない。


「もちろんだよ。部室でいい?二人きりになれるし」
「えっ!…は、はい」
「じゃあ行こっか〜」

心の中で小さくガッツポーズをして、なまえちゃんと一緒に部室に向かう。
本当は部室の私的利用は駄目だけど、鍵を持ってる部長ならではの特権だ。部室棟に着くもやはり人はおらず、にやりと笑って部室に入る。


「じゃあ食べましょっか!」
「うーん。その前になまえちゃんが食べたいな」


だって、こんな可愛い彼女の前で。しかも二人っきりで。我慢せずに居られる?


(ま、無理でしょ)


「なまえちゃん?」
「…今…ですか、?」
「今。だめ?」
「……〜っ」


態と彼女の顔を下から覗き込み、上目遣いで見つめると、なまえちゃんは顔を真っ赤にさせてコクンと頷いた。


「ん、こっちおいで。」
「…は、い」


ゆっくりと歩いて来て、俺が座った横に膝をついた彼女。自分の脚の間になまえちゃんを座らせて、彼女の頬の辺に手を添え、ゆっくりと顔を近付ける。

互いに段々と目を閉じ、最初は触れるだけのキスをした。

軽く、触れるだけのそれ。それだけなのに、彼女はもの凄く照れて顔を俯けた。


「はは、それは照れすぎでしょ」
「て、照れてなんかない、ですっ」
「顔、赤くしながら言うセリフじゃないね」


俺はまた笑ってそう言ってから、


「口、開けてて」


一言そう言うと、なまえちゃんが少し潤ませた目をおずおずと閉じ、軽く口を開けた。
自分も口を開きながら顔を近付け、二度目の口付けを交わす。

ただ先程とは違うー…大人のそれ。

自分の舌を彼女の口内に侵入させ、中をくすぐる様に、舌先でつぅっと舐めた。



「んっ…」


たったそれだけなのに、彼女は敏感に反応していて。じれったいのが嫌なのか、段々自分から舌を絡めて来る。俺は待ってましたと言わんばかりに、打って変って強く舌を捩じ込み始める。


「んっ、む…、」


いきなりの強いキスに驚いたのか、なまえちゃんは一瞬舌を引っ込めた。

…が、またすぐに舌を絡めて来る。まだ慣れきっていないであろうこのキスにも一生懸命応えてくれる彼女が愛しくて、俺は強く、そして優しくキスをした。なまえちゃんの頭を右手で押さえ、逃がさない様にしながら。

暫くすると呼吸が苦しくなったのか、彼女が俺の肩を軽く小突いた。


(ちょっと長かったかな)


そう思って唇を離す。



ーなまえちゃんのキス後の顔は、毎回堪らない。

頬をほんのり紅く染め、自分のものか俺のものか分からない唾液を口の端から零す。そして俺を見上げる、潤んだ瞳…

俺はこれを見ると、歯止めが効かなくなるんだ。


「…なまえちゃん」


一度だけ名前を呼び、それから彼女の首に自身の唇と舌を這わせていく。

あまり明るくない室内に、彼女の白い肌が映える。更に綺麗に見える目の前の彼女の白い肌に、真っ赤な華を咲かせていく。



(俺のモノだって、証)



「やっぱ肌が白いと目立つね、キスマーク」


その時なまえちゃんは初めてキスマークに気付いたらしく、少し驚いていた


「及川先輩…そんなところに付けたら見えちゃう…」
「見える様にやってるんだよ?俺のものって証」


そう言うと、彼女は少し嬉しそうに笑った。
俺はそれを見て、また彼女に触れ始めるが、昼休みってことで時間もないし、本当はもっと焦らして泣かせたいけれど、少し早めに弄る。

上の服を脱がしゆっくりと押し倒してから、彼女の胸の飾りを口に含んだ。


「…っあ、」


突然の快感に背中を反らして、小さく悶えて応える彼女。胸を左手と口で弄りながら、右手で彼女のソコに触れる。


「ふ、ぅっ」
「あ、もう濡れてるんじゃん、なまえちゃん?」


にやりと笑いながらそう言うと、


「…先輩、親父くさいですよ?」


と、可愛い口から彼女なりの抵抗が零れた。


「…ふぅん?」


俺は更に口角をあげると、既に潤っているそこに指を二本捩込む。


「や!あっ、あ」
「そんなこと言う子にはお仕置き、かな?」


俺は挿れたその指で、何度も犯した彼女の敏感な場所を探る。指がある一点に当たると、なまえちゃんはよく反応した。


「や、そこっ、だめぇ!んぁっ」
「ん、ここだね」


執拗にそこばかり攻めると、俺の欲しかった反応が返ってくる。


「ゃっ…せんぱ、!だめ、いくっ…」
「うんうん、何回イってもいいんだよ〜。及川さんのテクすごいっしょ?」
「や、あっ、だめだめ、…っん!」


不規則な中の収縮に締め付けられる俺の指。それを抜く時、彼女の愛液が名残惜しそうに絡んで来た。


「じゃ、今度はこっちでイかせてあげんね」


俺はなまえちゃんの綺麗な脚を押し広げ、一気に彼女の躯を貫いた。


「んあぁっ」
「あー、きつい、ね。そんなに締めない、で」


挿れただけで達しそうになるのを何とか堪え、ゆっくりと腰を揺すり始める。


「あっう、っんぁあ」


なまえちゃんが俺の腰の動きに合った声で喘ぐ。彼女の瞳には涙が滲んでいて、その小さな手が、俺の袖を掴んで。

そんな仕草すら可愛くて。


「及川せんぱ…あ、すき、っ」
「俺も大好き、だよ、っ」


滲んだ涙を指で拭い、彼女の額、頬、唇へとキスを落とす。意識的にかはわからないけど、彼女の中がさっき以上に締まった


「ごめ、ん。イかせてあげるって言ったけど、俺イきそ、っ」
「っふ、あたしも、またイっちゃ、あっ」
「…ん、一緒に、ね。…あ、やばっ。…なまえ…っ」
「あっ、やあぁっ!」


俺が最後の一突きをすると、彼女も体ごとぶるっと震えた。





「はっ、ぁ、…」
「はー…」

彼女を抱きしめたまま、肩で息を整えながら呼吸を取り戻す俺達。




ージリリリリ…



「…あ!先輩、予鈴ですよ!まだお昼ごはん食べてないのに…っ」
「んー…サボっちゃおうか?」


冗談混じりに言うと、もう、と呆れたように言いつつも、また抱きしめ返してくれた。


「せっかくだからゆっくりごはん食べよう?」
「ふふ、はい。」


そう言って微笑んだ君はいつも通り綺麗だった。







ごちそうさまでした。

(でもその後でなまえちゃんのおかわり、ちょうだいね?)
(…ばかっ)
(顔真っ赤だよ)


この話にコメントする

Name

Comment



↑Input



×