二人の時間の過ごし方
烏野バレー部には、ほとんど休みがない。
主将の彼と、マネージャーの私。だからあまりちゃんとしたデートはできないけれど、週末の部活後、夕方からは大地と一緒にいるのが通例になっている。
大体どちらかの家に行って、のんびりおうちデートだけど、大好きな彼といられるなら何も不満はないのだ。
「あー、今日も疲れたなあ」 「お疲れさま、大地」 「なまえもお疲れ。いつも頑張ってくれてありがとな」
二人きりの部屋の中で、ソファに座って大地と会話をする。
「疲れてる…よね?」 「ん?何で?」
私の言いたいことが分かるとばかりにニヤリと笑って、頭を撫でてくれる彼。
「あの…今日、は…」 「わかってるよ。なまえの腰を立たせなくするくらいの体力はちゃんと残ってるから、心配すんな」
そう言って不敵に笑う彼に、だいぶ躾けられたものだと、熱くなる自分の体を意識した。
「ん、あっ!大地、ぃ」
裸にされたベッドの上。私の首筋に吸い付き、ちゅ、と音をたてながら激しく責めたててくる彼。
既に濡れている、くちゅりと音をたてたそこに彼のゴツゴツした長い指を埋められ、親指で突起を押しつぶされる。
「や、やだぁっまた、いっちゃ、あ、っ!」 「イきっぱなしだな、なまえ」
時間をかけた彼の愛撫に本日何度目かの絶頂に跳ね上がる私の身体を、彼の熱い胸板で押さえつけられ、朦朧とする意識。私がイく度にキスしてくれる大地の癖が好きだ。
グイグイと押し付けるように膣内を進み、突起をぐちゃりと撫で上げる彼の指。私以上に私の体のことを知っている彼が、確実にイイところを責め上げ、快感の淵へと押しやってくる。
「だい、ち、もうきて、」 「え、もう?まだイかせてやろうと思ってたんだけど」 「大地ので、イくもん、っ」 「…やらしくなったもんだ。」
誰のせいだと思ってるの、と言う台詞は、彼の口付けに飲み込まれた。
「や、ああ、ふっ…、」 「は…、なまえ、めっちゃ気持ちいいわ」 「ん、あっ、っ!おっきぃ…っ」 「あんま煽んな」
彼自身が中に埋まると、大地はいつもぎゅっと抱きしめながら動いてくれる。これも、すき。
「う、あっ!あ、だいちっ、」 「ん、大丈夫か?」
不規則にスライドされる大地の腰の動きに翻弄されて、突かれる度にせり上がる快感。
あまりの気持ちよさに意識が飛びそうで怖くなるけれど、ぎゅうっと密着している素肌の温度と大地の声が安心させてくれる。
「…あー、今日あんまもちそうにない」
余裕そうな声を出す彼だけど、私を抱きしめる腕の力が強くなってきた。
これは、大地もイきそうって、証。
「ん、あっ!だいち、もう、イくから、ぁ、」 「ん、…。わかった。出すぞ、」 「うぁ、っあァっあ!」 「…く、っ」
薄い壁越しに、大地がドクドクと脈打つ。それにすら感じてしまう私の体は、本当に彼色に染められているようだ。
そしていつも通りの展開に
(ほんとに立てない…) (有言実行、だろ?)
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