・妖狐
狐耳と三本程の大きな尻尾を持つ。妖力を使用すると隠すことも可能。烏天狗の翼と違い尻尾の毛を術に使用することは出来ない。
人の姿にも狐の姿にもなれる。
領域から出る際は白と黒の狐面を付けて顔を隠す。
長い年月を経て狐から妖狐になった一族の中で過ごしている。
狐の一族はいくつか組があり、九尾やオサキ狐と分類される種類は同じだが交流はない。
妖力は中級程度、化けることも化かすことも得意。元々通常の狐ということから獣のような本能のままの言動をすることもしばしば。
他の妖と違い、異種族の妖力を餌にすることもある。種族に特に拘りはなく食事を摂るように気が向いたら狩りに出る。化け狸の種族とは仲が悪い。
双子仲は良いとも悪いとも言えず、別行動していることが多い。

家族構成(詳しくは夢幻ページへ):無し。流れついた村の当主である兄代わりが現保護者



一灯(kazuhi)

"誰にも望まれないのなら特定の人など自分には不要。だって自分は何でも出来る、何にでも成れる。片割れでさえも自分で成れてしまうのだから簡単だ。あぁそんなことよりも空腹だ。化けすぎて自分の周りや自分自身を見失いつつある妖狐の兄"

「ちょーっと味見させてくれよ、な?」
「君はどんなオレがいい?子供?女?それとももっと歳上?」

双子の兄
外見年齢:20歳(推定) 176cm
一人称:オレ、二人称:君

明るく軽い青年。双子は厄だと言われる集落で生まれ、存在を隠されて両親に森の外れで育てられてきた。
しかしある日突然両親双子共に小屋から行方不明に。
後に退魔師の妖の実験施設にて、妖保護団体に発見された。その後、そこからも逃亡し二灯を背負って瀕死の状態だったところを現在の集落で保護された。
幼い頃の施設の記憶は双子揃ってあやふや。覚えていたことは片割れの名前だけである。

狐として化かす能力はピカイチ。老若男女問わず自在に姿を変えられる。
片割れの二灯に化けて女遊びをすることもあり、何かと喧嘩の種になる。
自分の集落には留まらず、ふらふらと遊び歩き人里まで下りることも多々。その際は上記のように姿を変えている為、なかなか二灯の手でも捕まえることが出来ない。
妖気での食事はなかなか控えることが出来ないのか、空腹を感じればふらりと出かける。人里でも時々人が姿を消す事件が起こっているようだが関係性は定かではない。

二灯とは仲良くもなければ悪くもない。姿を借りることは好かれていない為、バレたら本気で怒られるので本気で逆ギレする。
憂さ晴らしするように外へ喧嘩に行く二灯に対しては怪我なんて痛いのによくやるなという視線で見ている。

珠玉:取り出すことも自分で感じ取ることもできない。不明。



二灯(thuguhi)

"生きている証と言えば痛みだけだった。しかし、いつしか痛みは感じなくなった。痛いと感じれば、生きていると分かるほど刻み付ければいつか自分という存在も見失わず、分かる筈だ。傷を負うことに抵抗はなく必死で自分を保とうとしている妖狐の弟"

「だからオレの姿使うなって言ってんだろ!」
「痛くねぇよ、これくらいの傷。」

双子の弟
外見年齢:20歳(推定) 176cm
一人称:オレ、二人称:あんた

短気で喧嘩っ早い。幼い頃は一灯と同じ。保護団体の所から逃亡し、一灯に背負われ瀕死の状態だったところを現在の集落で保護された。
幼い頃の施設の記憶は一灯と共にあやふや。覚えていたことは片割れの名前だけである。

狐ではあるが化けることが出来ない。化けるどころか普通の狐の姿に戻ってしまう。村に馴染んだ頃から練習は地道にしているがどうも上手く出来ない。
片割れの一灯が自分の姿も借りて遊び歩くことに関して遺憾の意を示してはいるが聞き入れて貰えたことはない。
集落から外へ出ることはほぼない。出るとすれば、異種族へ喧嘩を売りに行く時のみである。
共に行く仲間たちは食事兼用で行くのだが、食事は関係なく本当にただ喧嘩する為だけに同行している。狐の食事も好きではない。
痛みに鈍いのか、感じることがないのかどんな怪我をしてもケロリとしている。

一灯とは仲良くもなければ悪くもない。しかし気に食わないところは山ほどある為、口喧嘩が絶えない日も多い。
ふらふらと人里やどこかの外へ出かける一灯に対しては何が楽しいんだか、と見送っている。外で何をしているのかは知らないことが多い。

珠玉:取り出すことも自分で感じ取ることもできない。不明。



■サンプル
(指名キャラになると1人の「」がなくなります)
二灯「一灯ぃ!!お前、また、オレの、姿、使っただろ。さっき見知らぬ女に追いかけ回された。」
一灯「…………あー!なんかオレよりさー、二灯の方が好きって言うから…ちょっと遊んだ!ごめんごめん!」
(ふらふらとまたどこかの外界へ遊びに行っていたのだろう。やっとの思いで片割れの姿を見つければ二灯はやっと見つけた、逃がさないとばかりにその肩を後ろから強く掴み。そんな自分の片割れのふつふつと煮えたぎっている妖気にも悪びれもせず、目の前の相手の姿で遊んだだろうかと一灯は暫し空に視線をやって考え。考えること数秒、一致した答えにぽん、と軽く手を打てばけろりとした様子で相手へと謝って)
二灯「今日という今日は許さねぇ、ぶん殴ってやる。」
一灯「はぁ……やだやだ、オレは二灯と違って痛いの嫌いだから止めて欲しいんだよなぁ。」
(一発でも目の前の片割れを殴らなければ気が済まないとばかりに指を鳴らす二灯に、一灯はやれやれと掌を上に向けて肩を竦めて見れば我が片割れながら暑苦しいのは勘弁だとばかりに相手にしようとはせず)


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