・烏天狗の妖
背中から大きな2つの黒い翼を持つ。妖力を使用すると隠すことも可能
領域から出る際は顔の上半分を隠せる半面を付けている。
一族全員暗い髪色を持つ。縄張りと集団行動にうるさく基本的に1人で生活することはない。
烏天狗の一族はいくつか組があり、與市と與未がいるのはこのうちの1つ。大体山奥に縄張りを持っている
烏天狗の一族は他の血筋が入るのを良しとはせず、排他的。妖力が高いことから祓ったり縛ることもなかなか難しいとされる上級妖。人間にも退魔師にも他の妖たちも一切関わろうとしない。珍しい妖である為、退魔師では使い魔に出来れば出世間違い無しと言われる程。
双子というよりは與未の方が一線を引いてしまっているため、兄と弟という固定概念が出来ている。

家族構成(詳細は夢幻ページにて):父、母、祖父母。屋敷離れに在住



與市(yoithi)
NL指名停止中

"ただ一人の片割れを助けたいが為に当主となったはずなのに今度はその片割れの手を離せと言われる。無我夢中で走っていれば段々何が大切であったのか分からなくなってきた。
愛されるということも分からずただ自分を殺し続けてきた烏天狗の兄"

「この烏天狗の領域に無断で入って無事に帰れると思うなよ」
「それでもお前が…大切なんだよ、分かってくれ」

双子の兄
外見年齢:22歳 173cm
一人称:俺、二人称:お前、あんた

烏天狗一族の次期当主。親はほぼ隠居状態なので実質上では現当主でもある。
幼い頃から当主の器として育てられ、現在は仕事漬けであることが多い。他種族には冷徹、傲慢な次期当主だと評される。
同種族や心を許した者にはあっけらかんとした性格で権力を鼻に掲げたりはしない。兄貴肌。
双子として生まれているが、生まれた時に與未の妖力の半分以上を奪って生まれてきてしまい過去に例を見ない最高峰の妖力を誇る。
自分が奪ってしまったことにより普通の烏天狗よりも妖力が半分も満たない與未のことを第一に気にかけ月に一度自分の妖力を分け与えたり、見える範囲に置いたりと何かと気にしている。
狐の一族や犬神の一族から領域争いという名の喧嘩を吹っ掛けられる為、衝突も多く生傷が耐えない。体にはたくさん傷跡も残っている。
普段はその体には大きすぎる妖力を抑え込んでいる。感情の波や母親に対しての話題によってその枷が外れてしまうこともあり、力が暴走してしまえば今の人格が塗り潰されるように手が付けられなくなってしまう。凍りついたような視線と表情、そしてその横暴さは自分が自分ではない者になるようで本人は嫌っている。與未に対してその姿は見せたくないと頑なに隠している。

與未を溺愛している。その溺愛ぶりは唯一の弱点だと言われる程。ブラコン拗らせ一歩手前。
当主は個より全を尊重しなければならないという誓約の下、弟へしていることや気にかけていること全てから手を引けと言われている。それをずっと渋っている為に未だに次期当主のままであるという。

珠玉:手の平大の大きさで稀に見る艶やかさ。夏の星空を溶かしたような玉



與未(yomi)

"愛というものを歪んだもので受け取った結果、何か大切なものが欠けた状態になってしまった。自分の中に何が足りないのか、何が可笑しいのか分からないままただ終焉を待つ烏天狗の弟"

「僕に教えて下さい。貴方の知っている、外の世界の話を。」
「こんな生き地獄の世界で、貴方は僕に生きる証をくれた。」

双子の弟
外見年齢:19歳 171cm
一人称:僕、二人称:貴方

次期当主補佐。補佐といえども與市が適当な部分もあるためほぼ雑用や世話係兼用となっている。
生まれた際に與市に妖力がいってしまったため妖力は弱い。月に一度與市から分け与えてもらっていることで存在を保てている。
妖力を与えられると妖力が馴染むまで少しの間動けなくなる。更に同じ一族の者や與市の妖気にさえ体調を崩してしまうことも多々。妖力が足りないため双子であれど成長にも違いが出てしまっている。大きな器はあれど、そこに貯まっている自分で持てる力が少ないため自然と他者の妖気や妖力を取り込んでしまうことが多い。他人の持つ力に染まりやすい。
体調の良いときのみたまに仕事へ出向き、それ以外は基本的に屋敷の自室で過ごしている。自室では専ら読書をしたり屋敷で出来る仕事をしたりと一人で過ごしていることが多い。
分け与えてもらった翌日のみ、本来持つべきであった強さの妖力が体内に留まるためその間のみ外見が成長する。その外見は髪色と瞳の色を除いた與市とそっくりである
妖力の少なさから一族の他の者からも陰ながら色々言われていることに気付いている。言葉には表立って言わないものの、この世を生き地獄と称し死を甘美な終わりだと心の奥底で信じている。何もかもを捨てた選択をしないのは一重に兄の為であるという。

與市に対してはあまりの溺愛ぶりに困っている面もあるものの、尊敬している。いざとなれば自分が盾にも代わりにもなる所存である。

珠玉:少しだけ大きいビー玉ほどの小ささだが稀に見る艶やかさ。冬の星空を溶かしたような玉


■サンプル
(指名キャラになると1人の「」がなくなります)
(当主とは思えないほどボロボロに喧嘩してきた與市の姿を目にすると小さく驚きを顔に滲ませるも、すぐに呆れたように肩を竦めながら息を吐き手を伸ばして棚にあった救急箱を取ると無言で自分の横の床を叩き)
與未「兄様。僕が貴方に言いたいこと、分かりますか?」
(その表情に参ったなというように苦笑をこぼすも有無を言わなさないような床の叩き方にしぶしぶといった表情でそこに大人しく座り、説教が始まる前にとでもいうように口を挟んで)
與市「説教は無しだ。俺は悪くない。先に手を出して来たのは犬の方だ。」
與未「それは一体何度目の言葉でしょう……ほら兄様、腕出して。また傷が増えちゃいますよ。」
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