・水蛇(蛟)の妖
普段は人間と全く変わらない姿を持つ。体内の水が不足すると蛇のような鱗が顔面や両腕、足に現れる
領域から出る際は薄手の布を頭から被って移動する。
水辺で生活しており、水の中でも呼吸可能。水の中を移動する姿は人魚かと称される時もあるが本人たちとしてはそんな美しい者ではないと腑に落ちていない
綺麗な水が側にないと生きることができない。
水蛇の一族がいる場所は水が穢れていない、または水蛇がいることで水が浄化されるという認識であるため、人間から蛇神として祀られたりすることも多々あるが逆に土地を豊かにするために捕らえようと考える人間も少なくはない。また乾燥した時に肌に浮かぶ鱗を煎じて飲めば万能の薬に、蛟が流した涙を飲めば富を得られるという言い伝えはいくつも残っているが全て伝承に過ぎない。
他の妖の一族とも関係は良好
双子というよりは世話を焼く姉とそれに懐いている妹のような関係

家族構成:母



実翠(misui)

"片割れの妹の為に良い姉になろうと思った。良い姉になるには力が必要だった。力を求めた結果得られたのは片割れよりも早い成長。発育の良い体は男の視線を集めた。そんな視線を求めたわけではない。ならば男のようになろうと思った蛟の姉"

「大袈裟だな、崇められても私にそんな力はないぞ」
「君は本当に面白いことを言う。翠果が懐くわけだ」

双子の姉
外見年齢:19歳 158cm
一人称:私、二人称:お前、君

川の上流に領域を持つ一族で過ごしている。
あっけらかんとしたサバサバした男勝りの性格で異性の壁を気にせず平等に接する。姿を取っている外見年齢より少々大人びいており身体の発育も良い。胸に合う服もあまりないため、胸の部分を緩めて着ていることが多い。男性の視線が自分に集まることが苦手。
妖力は翠果より少なかったが、感情の変化が乏しく騙されやすい翠果の世話を焼いているうちに同調し妖力も強くなりつつある
翠果に懐かれたり、一族の子供たちに頼りにされることは嫌ではない。
翠果も危険に晒される可能性も増えるため、あまり人間や退魔師とは関わりを持たないようにしている

翠果に対しては目が離せない存在。成長しても危なっかしいところは変わらないため守る為にも側にいる。

珠玉:片手にすっぽりと収まる程度の大きさで平均的な艶やかさ。天気雨のような明るい中で雨が降っているような玉



翠果(suika)

"人は何故善悪で分けられるのか分からなかった。見知らぬ人と話すと何故片割れがあんなにも心配するのか分からなかった。世間知らずなのだと周りの仲間は言う。しかし自分でも何故自分が片割れのように成長できないのか分からなかった。感情に乏しく赤子のような蛟の妹"

「貴方は…私を傷つけないの…?」
「優しい手……すごく、安心する」

双子の妹
外見年齢:19歳 152cm
一人称:私、二人称:貴方

実翠と共に水蛇一族の領域で過ごしている。
ぼんやりとしていて感情の変化が乏しく、言葉も拙い。事の善し悪しや人の言葉をそのまま鵜呑みに信じる子供のような思考のまま育ってしまっている。他人を信じ込みやすい。良く言えば素直。身体の発育はそこまで良くはない。
実翠の後ろをよく着いて回り、何処に行くにも姿を確認する。
一族の仲間からも末っ子のように構われることも多く本人も人が大勢いると安心する気質
人間も退魔師も何が悪いのか理由が分からない。同じ世界に住んでいるならば仲良くすればいいのに、と思っているが実翠に心配はかけたくないため今の状況を受け入れている。

実翠に対してかけがえのない存在と認識している。いつも一緒にいるのが当たり前であり視界の中にいると安心する

珠玉:片手にちょうど収まる程度の大きさで、平均的な艶やかさ。夕立のような静かな雨が降っているような玉


■サンプル
(指名キャラになると1人の「」がなくなります)
(朝起きて近くの川辺で顔を洗っているとぱしゃり、と水を蹴る音に誰なのか顔を上げると服の裾が濡れないように自分の手で軽く捲りつつ、水分が足りなくなり鱗が出てきたのだろう、足を水へと浸している妹の姿が目に入り微かに張っていた警戒を解き手拭いで分の顔を拭ってから目元を和らげ)
実翠「おはよう、翠果。鱗が消えたらこっちへ来い。足を拭こう」
(姉の言葉に表情は変わらないものの了承したようにこくり、と小さく頷き鱗が段々と消えて行く足を見つめやがてそれが完全になくなるとそのまま上がり裾は持ったままぺたぺたと歩いて手拭いを広げて待っている姉の元へ近寄り) 
翠果「おはよう、実翠…昨日、この辺りで仲間の皆以外の人を見たの…だから水辺に近寄っちゃ駄目、って言われて……」
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