・鬼の妖
鬼の血族の妖。
普通の鬼は立派な2対の角を持っているが、双子故か片方が長く片方が短い角。妖力を使用して隠すことも可能
先見の明を持つ鬼の血族。幼い頃その能力は開花して、珠玉内にある妖力を消費して個人の未来を覗くことが出来る。
自由奔放に商売をしつつ各地を渡り歩いているため領域というものがなく、移動する時も顔を隠さない変わり者2人。一族の集落は存在するが久しく帰っていない。
商売皆平等を掲げ珍しいものも取り扱っているため、唯一手筈を踏めば烏天狗の集落や妖に寛容な人間の村にも出入り可能
双子共々酒好きでいつも酒壺を腰からぶらさげている
退治されたらそこまでと生を達観しているため退魔師や人間を見かけようとも逃げたりはしない。それ所か客になってくれたら利益が出る、位の考え方を持つ。あくまでも中立の位置を貫いている。
双子だからこそ出来ることがあると現在の商売を続けており、お互いを信頼しあっている

家族構成:父、母。どこか避難した場所にて在住


  ♂
赤羽(aka)

"幼い頃に頭を打ち付けたと弟から聞かされた以来、何かが頭の奥底で引っかかり出てこない。それは忘れたかったものでもあり、忘れてはいけないもの。それを塗り替えていくかのように普段の記憶ももたないことがある。何かを思い出そうとする度に記憶の底が黒く塗り潰される鬼の兄"

「商売の前に壁なんて存在しぃひん。分かった?ならいっちょ金落としていかへん?」
「おお怖い怖い。そないな顔してたら買うてくれるモンも逃げて行ってしまうわ」

双子の兄
外見年齢:25歳 177cm
一人称:おれ、二人称:あんた/君

地方訛りの言葉を話す。
飄々としていていつでも商売魂に満ち溢れている。いつも口元には薄ら笑いを携えていてゆったりとした喋り方をする
額から生えている角は左側が長く、右側は3分の1程の短さ。よくドジも踏むため角を折ることも多いがすぐに生えてくる。
金銭面にがめつくはないが、利益の出ないことには動きたくない精神。
幼い頃にあった村の襲撃以降、記憶があやふやではっきりと覚えていることが少ない。忘れがちの癖も元からあったため本人はそこまで深刻に考えていないがその症状は笑って済まされない程である。
一族が持つ先見の明以外にも、その人の感情や心境内部を知ることが出来る。本人曰く、ただの占い。妖力を消費することもあり、あまり弟から使用することに関していい顔をされていない。

紅花に対しては忘れがちな自分の代わりを果たしてくれている商売仲間の相方というような考え方。言葉通り自分の足りないものを補ってくれているので片割れという言い方にはとてもしっくりきている

珠玉:手の平程の大きさでそれなりの艶やかさと滑らかさを持つ。真っ白な綿のようなふわふわとした模様が見える玉。


 
紅花(beni)

"あの頃から最善の選択をしてきた。これが最善なのだと自分に言い聞かせてきた。兄が何かを望むならその通りに。自分はその為にいればいい。いつしかそれは達観的に物事を考えるようになっていた。自らさえも達観視するようになった鬼の弟"

「……いらっしゃい。良かったら見ていかん?珍しい物沢山用意させてもらってるんやけど」
「これを生業としているんだ、仮面くらい被るさ」

双子の弟
外見年齢:25歳 177cm
一人称:俺、二人称:君

商売をする時は赤羽の口調を真似して訛り言葉で話すが、普段は標準語を話す。
面倒臭がりな部分もあり普段はあまり表情が乏しくむっつりとした様子も多く女子供からは顔つき故か怖がられることも多い。そのため、商売時のみ赤羽に似せるようにした。本人曰く仕事用の顔といつもの顔を使い分けているだけだという。通常時は「面倒」「だるい」が常に口癖
額から生えている角は右側が長く、左側は極端に短い。
金銭面にとても煩い。全てにおいて損か得かを考え、金銭が絡まなければ動かない。逆に金銭関連をしっかりすればその分に見合った仕事はする。
昔退魔師と一族が一波乱あった際に赤羽が襲われ意識不明に。そのまま使い魔にされそうになった赤羽を庇い、その代わりに自分の珠玉を差し出した為、紅花には珠玉が存在しない。退魔師が珠玉に意識を奪われている間に赤羽を連れ、その場から逃走。それ以来赤羽の記憶障害には何も言うことなく癖だと言い聞かせている。
珠玉が存在しないことを気にしている様子はなく取り戻そうともその退魔師を探そうとも思っていない。消滅した際に自分が何も残せないという事実が少し気になる程度。
珠玉を失ってしまっている為、現在先見の明の力はない。

しっかりしているのかしていないのか分からない赤羽に呆れながらも片割れとして仕事仲間として相棒として共にいる。過去の話はすすんで話すことがない

珠玉:手のひら程の大きさでそれなりの艶やかさと滑らかさを持つ。羽衣のような薄い層が重なった玉。現在失われている


■サンプル
(指名キャラになると1人の「」がなくなります)
(掌に乗った値段ぴったりの代金を確認すると商品を目の前の客へ手渡し人好きのする笑みを携え客の背が見えなくなるまで手をぶんぶんと振り見送ると、ふっと電源が切れたようにその表情からは笑みが消え肩に手をかけかったるいとばかりに回しながら隣にいる片割れに確認を取り)
紅花「おおきにー!また来てな!
……赤羽兄、今ので最後にするか?」
(隣でしゃがみ込んで商品の在庫の数を確認し終わるとゆっくりとした動作で立ち上がり今現在の在庫状態と商品が卸せる予定を噛み合わせ片割れに賛同するように頷き、新たな客が来てしまう前に店を畳んでしまおうと拡げていた商品に手をかけた時ふらりと現れた人影にきょとんとした表情を浮かべて確認を取るように)
赤羽「ひぃふぅみぃ…せやなぁ、これ以上この在庫出てしもうたら今度の入荷まで保たんわ。今日は早めに店畳んで……、あれ?お客さん?」
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