兵(つわもの)が強さに屈し
死を目の前に跪くとき
兵の眼に宿るのは

恐怖か
絶望か
諦めか
それとも解放による希望なのか







廊下から部屋へ、襖の隙間をくぐり抜け、月の光が一筋差し込む。
私は部屋で一人壊れた携帯を見つめていた。
もしかしたら電池が無くなっているだけかもしれないが、ここじゃ充電も出来ない。
どうしたもんかなぁ。

夜は眠れない分、考える時間だけはたっぷりある。
携帯を充電する方法……。
政宗や小十郎雷属性だし、充電してもらえば良かったな。

まぁそれで壊れたら洒落になんないけど。

そういや、忠勝。忠勝って何で動いてるんだろう。
見た目は完璧機械っぽいし、忠勝をよく知ってる家康なら携帯直せそうだ。


よし、目指すは徳川。
いっちょ携帯の為に行ってみるか。


バストアップ体操しながら決意した夜だった。
prev * 57/341 * next
+bookmark
| TOP | NOVEL | LIST |
「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -