ポッキーの日 | ナノ


※ポッキーとか食べながら読むときつい











 誰だ、ポッキーの日なんてふざけた事を言いだした馬鹿は。………俺は今、そいつの事が憎くて憎くて、仕方がない。









「今日、ポッキーの日なんだってな」
「えっ?……あぁなんか11月11日にちなんでらしいけどね、プリッツの日でもあるらしいよ」
「まじか。やべぇ、ポッキーしか買ってきてねーよ………」
「………珍しいね、シズちゃんがそんなの、気にするなんて……」
「ん?…あー、ちょっと試したいことがあってよ」


 腕に吊したスーパーの袋をがさがさと言わせながら、シズちゃんはにやりと笑った。
 その笑みはシズちゃんが悪どい事を考えている時にするもので…………シズちゃんに腕を頭上で縛られながら。あれ、どうしてこうなったと呟く事しか俺には出来なかった。











「ひっ、ぎぃいッ……あああ"あ"ああああ……ッ」

 服を全て脱がされ、両足も力付くで押さえられたまま。俺はシズちゃんに性急に愛撫をされていた。
 しかし平らな胸は一撫でされただけだし、後孔でさえローションを纏った指で数分慣らされただけだ。
 そんな最低男、平和島静雄の専らご執心になっているのはなんと、俺の息子だった。後孔に塗りたくるよりも大量にローションを塗りたくられ、俺の息子はどろどろだ。大きな節榑立った指で、ベストな力加減を持って上下に扱き上げ。尿道から染み渡る先走りとローションを混ぜ合わせ、先端の穴を執拗に弄る。
 そんな男のツボを知り尽くした前戯で、何故俺が前述のような醜い悲鳴を上げる目に合ったがだが。

 ぶっちゃけると、ゲス雄がポッキーを俺の息子に突き刺したわけだ。





「いだい!いやだやだやだ、痛いんだよ!!ぁああ………ッ」

……なんで腕を縛ってきたのか分かった気がする。縛られていなければ力一杯この男の頭を叩きつけ、引っ掻き回していただろう痛みにぼろぼろと涙が零れる。
 恨めしい男にぎらついた視線を送っても、苦笑されただけだった。………いや、鼻で笑ったような気がする。涙の膜で揺らいでいたが。


「いやーこんだけどろどろだと、案外イケるもんなんだな。」
「ふざ、けんな、よ……ッ…いだいん、だから、な!!」
「一度試したかったんだよ、尿道プレイ」


 感心したように呟く間にも、ポッキーを上下に抜き差しする動作は止まらない。始めは調子を確かめる為に恐る恐る動かしていたのに、慣れた今ではスムーズに動かされる。
 一応衛生面を考えてチョコは予め、舐め取らされている。口に乱暴に突っ込まれ、折るなよと命令されてしぶしぶと全体に舌を這わせたが。途中で「フェラさせてるみてぇ」と呟かれた時は、ポッキーをシズちゃんのに見立てて噛み砕いてやろうかと思った。

「ぅぐ、…うぅううっ……ひぎっ…!」
「おっかしいな……気持ち良くなんねぇか?」
「ひだい、いだいもッ……!!」

 尿道は開発されたら堪らない性感帯だと、昔聞いたことがあるが。痛いだけでそんな感覚は訪れない。歯を食い縛って耐えていると、首を傾げた儘のシズちゃんが、三本くらい束にしたポッキーをあらぬ場所に押し当てた。

「あぁああ!!!」

 後孔にも挿入されたポッキーは前立腺目掛けて突き上げられた。快楽に直接繋がる場所に、硬質な棒状のものをごりごりと押しつけられるそれは。痛みに震えていた体には久しぶりに感じる快感で。堪らない。

「ぃあ!ひあ!ああ、ン!」

 前に感じる痛みと後ろから来る快楽に、悶えている内に前から痛みだけではない感覚がじんわりと襲ってきた。

「ふぁ!あつい、…………ちんこがぁ、熱いよぉ!!」
「お、様子が変わったな。 気持ちいいか、臨也」

 ポッキーが上下する動作によって生まれる摩擦が、尿道から陰茎全体を焼くような熱さにすり替わる。
 痺れるような甘い熱が、後孔からの快楽と相まって気持ちいい。

「しうちゃんッ、やら!もうとめてぇ……っ」

 陰茎の奥をこつこつと突かれて、射精してしまいそうな快楽なのに。それを塞ぐようにあるポッキーが邪魔だ。

「ポッキー、ポッキーやらぁ!…らして、らしてよぉおおお」
「ははっ、もうべろべろだな。 そんなにポッキーが気持ち良いのか?」
「ぅぶっ、いいよ!いきたいよぉっ!!」
「……ヨガリやがって。 ならあの言葉、言えるだろうなぁ?」

 耳元で告げられて、体がびくんと跳ねる。羞恥にぷるぷると震えるが、背筋をぞくぞくと甘い疼きが走って。唾液に濡れた唇をぺろりと舐めとってから、そろりと口を開いた。




「ぽっきぃと、ぷっ、ぷりっつのひ、…ぁあん!……お、おめれとぉ、ごじゃいましゅぅうう!!!」




 言うのと同時に尿道からポッキーを引き抜かれて、盛大に精液を吹き上げた。びゅっびゅっと白い粘液が、まるでホワイトチョコのように俺の体をデコレイトして、ムースポッキーにでもなった気分だ。

 俺の先走りにふやけたポッキーを口に入れたシズちゃんが、よく言えたな、と頭を撫でてくるから。ちょっと引かれちゃうかな、とどきどきしながら言った。




「つぎはムースいざやをたべてね」





ぽっきん、














お食事中、特にポッキーとプリッツ食べてた人ごめんね!
最後ギャグえろにしましたごめんね!






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