ガゼル→バーン+α





「俺達の邪魔をするんじゃねぇ」


苛々と吐き捨てられた言葉とこちらを見る様子のないアイツの横っ面につまらないなと吐き捨ててプロミネンスの練習場から立ち去った。

本当につまらない。


何をしてもチームのメンバーしか映さない金の瞳。

何か言い返せばからかいがいもあるが相手にしようとしないあの態度。

本当につまらない。

これは今日だけのことではなく昨日も一昨日もその前の日も同じでアイツの練習中に邪魔をしに行くのが最近の私の日課だ。



私はなんて時間を無駄にしてるのだろう。これなら自分の練習メニューをこなす方がよっぽど有意義だ。

そう思うのだが明日も明後日もそのまた次の日も私は同じことを続けるだろう。



なんて不毛なそれでも恋



(うん君の気持ちは分かったけど何で毎回俺に報告するのかな)


(誰かに聞いてほしいからだろうな)



(早く告白すればいいのに)










(C)確かに恋だった
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