『いやいやいやいや!いやいやいやいや!!』
ないってコレマジで!ないない!!ないないないない!!
なんで…っ。
『なんであたしは化け物に殺されかけてるんだァァァ!?』
逃げ回るあたし。
それを追いかける化け物。
…いやいやおかしいってコレ!なんであたし化け物に殺されかけてんの!?
――物語の発端は、源外のジジイにあった。
異世界にトリップできる魔法のアイテムを発明したとかなんとかであたしを実験台にしたのが始まりだったと思う。ということはここは異世界なのか。はっはーアイツいつか殺す。
まあ簡単な説明だけど許してちょうだいな。今あたし殺されかけてるから。
あたしのことを追いかけてくるのは丸いボディをした物体だった。それにはいくつかの銃口らしきものがあって、それで撃った弾丸に当たったものは星マークが出てきて消滅してしまうらしい。なんと恐ろしい。
しかもこちらの攻撃は効かないようで、絶賛混乱中である。
『ぎゃああああ!?また撃ってきたぁぁぁ!?』
何も言わず淡々と弾丸を撃つ化け物に軽く恐怖を覚える。
その時、近くから人の気配がした。
「イノセンス発動!」
黒髪長髪パッツンポニテ男はそう叫ぶと刀を取り出し――化け物を一刀両断した。
「こちら神田。AKUMAを倒した。イノセンスの反応はない」
「ちょ、神田ぁ!なんで先に行っちゃうんですか!」
「ひどいさユウ!てか飯ぐらいゆっくり食えよ!」
「うるせぇモヤシ。ファーストネームで呼ぶなバカ兎」
「モヤ…!?」
「バカ兎って…ひどいさーユウー」
突然現れた謎の男達。
一人は白髪のベビーフェイスな男。
一人は黒髪長髪パッツンポニテ男。
一人は赤髪バンダナの眼帯男。
三人とも似たような服着てるってことは仲間…なのか?
「おい女。お前AKUMAか?」
『……は?』
こんな現実知りません
(は!?悪魔!?あたし人間だけど!?)
(神田、その人は人間ですよ)
(ストラーイク!!)
(…チッ うるせぇよバカ兎!!)
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この三人ほんと好きです!特に神田が好きです!!
このあと本部に連れてかれて、椿と翡翠がイノセンスだってわかって、わちゃわちゃさせたい((
title:空を飛ぶ5つの方法
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