夢見 | ナノ
メガネをかけた君






※学パロ。

















「あれ、レッド。メガネかけてるの?」

「來羅。」


授業が終わって、お昼休み。

皆が待ちに待ったお昼タイムだ。

そんな中、レッドはお昼も食べずに本を読んでいる。


「…悪い?」

「いや、悪くないけど。(むしろかっこよさが半端ないくらいあがってますよ)」

 いつもかけてるわけじゃないよね、授業用?」

「…まぁ。後、本読むときもかける。パソコン使うときも。」

「そうなんだ。」


いやぁ至福至福。まさかこんなかっこいいレッドを拝めるとは。

私は質問の答えに満足して、さぁいざお昼だ!と意気揚々と自分の机に戻る。

戻る…戻ろうとした。が、レッドに腕を掴まれて、戻れない。


「…ねぇ。」

「んん?」

「…どう思ってるの。」

「…メガネかけてる姿?」

「それ以外に何があるの。」

「まぁそうなんだけど。」

「で?」


促され、少し黙ってしまう。

改めて顔を見たら、その…うん。察してくれ。

私だって女の子だ、イケメンには弱いよ!

頬を染めることだってあるんだからね!

というわけで、導き出される答えは1つ。


「…素直に、かっこいい、って思うよ。うん。」

「…ふぅん。じゃあ、もっと近くで見れば?」

「はい?」


何を言ってるんだこの男。

どうぞ、とでもいうようにどんどん顔が近づいていく。

いやいやいやいや、何してんのここ教室!!

そして私たちは別にそういう関係でもなんでもないし!


「…見ないの。」

「や、あのー、私たちそういう関係じゃないし、ここ教室だし、そもそも、」

「じゃあ移動する。」

「ちょ、えぇぇぇっ!?レッド!誤解される!何してんのほんと!」

「別に誤解されても問題ない。」


俺、來羅のこと好きだから。

そんな爆弾発言を教室内で普通のトーンで落とされ、私はもう顔が真っ赤になるしかなかった。



その後、教室の皆にからかわれたのは言うまでもない。



End


学園パロたのしい。

とはいえ、なんか無理やりすぎて腑に落ちない。

もう少し考えてやるべきだった。反省。



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