夢見 | ナノ
レッドの私生活について






※ただの生活についての文章かも。







レッドが無口無表情無関心なのはわかる。

そして、イケメンで、最年少チャンピオンになったことも知ってる。

1人でロケット団倒しちゃうし、ポケモンほんとに強いし。

伝説になっちゃうのも頷ける。


「…でもさ、ほんと、なんで変人なんだろうね、凄い人って。」

「…ワタルと一緒にするな。」


おや、どうやら想像した人がばれてしまったようで。


「だってさー、何が楽しくてこんな危険な山に籠るわけ?しかも3年。」

「…気がついたら…それだけ経ってた…。」

「とはいえさ。まさか本当に3年間、衣食住をここで過ごしてたの?」

「…食べるのは、たまにポケモンセンターにいってたけど。」

「…たまになんだ。どれくらい行ってたの?」

「………。3ヶ月くらいに、1回くらい。」

「…本当に、心底、レッドを尊敬するよ。」


今でこそ、毎日とはいかないけれども食料を運んでる私がいるけど…。

どんな食事をしてたんだ、レッド。


「…ポケモンセンターで、ジョーイに、大体6ヶ月分の食料をもらった。」

「あぁ、…って、6ヶ月分?」

「大体ポケモン達の分。俺のはそんなにいらない。」

「…ほんと私、食料運んでくるようになってよかったかも。」


これでは、いつか栄養失調になって大変なことになってたかもしれない。

…というか、そんなに長い間、何をしてたんだろう。

挑戦者だって滅多に来ないと思うし…。やっぱり、野生のポケモン達と戦う、とか?

とりあえず聞いてみよう。


「それにしても、3年間何してたの?挑戦者を待ってるんだろうけど…そんなにこないでしょ?」

「…野生のポケモンと戦ったり…模擬バトルしたり、してた。」

「…バトルばっかりだね。さすがバトル狂…。」

「するか、バトル。」

「いや、そしたら私ここに泊まることになっちゃうからやだよ。」

「大丈夫、2人くらいなら寝れる。」

「どこに?」

「あそこ。」


と、レッドが指差した方角は、寝袋があるところだった。

…明らかに1人分だと思うのだけれど。


「少し開けば、2人くらい入れる大きさになるし。」

「や、いつもそうやって挑戦者と寝てるの?」

「…そんなわけないだろう、(この鈍感)」

「今なんか含まなかった?」

「…なんでもない。」


まぁ、いつも誰かと一緒に寝てるんじゃなくてよかった。

だって、女の子とか普通に惚れちゃうでしょ。こんなイケメン。

しかもそんなイケメンの顔が間近で見れるとか。


「さてレッド、私そろそろ帰らないと、」

「…ライラ。」

「ん?」

「…今日、ココに泊まって。」

「え。」

「ココに、泊まって。」

「あの、帰ってやらなきゃいけないこともあるんだけど」

「泊まれ。」

「(命令!?)…はぁ、わかったよ。どうしても一緒に寝たいんだね?」


コクリと頷くレッドに少々呆れつつ。

まぁ、いっか。

レッドのイケメン顔をたくさん拝めるし。

何より。なんだか一緒に寝られるようだし。

…うん。好きだから別にいいんだけど!


「…うん、根負け。泊まるよ。作業は明日帰ったらやればいいし。」

「…じゃあ、バトル。」

「ほんと1にもバトル2にもバトルだねレッド。まぁ今日は泊まるし、いいよ、バトルしようか!」


そのとき、レッドの口元が吊り上がる。

挑戦的な紅の瞳が、私を捉えた。



End


シロガネ山でどうやって生活してるんだこの男、という妄想から。

無駄な話1つあったっていいじゃないかーってことで。

変換少なくてすいません。ただの妄想を書いただけですすいません。



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