ほのぼのと
※SSSくらい短いです。タイトルどおりほのぼの。
「良い天気だねぇー…」
「…うん。」
日向ぼっこをしながら、2人で目を閉じる。
レッドはごろん、と私の膝に頭を乗せながら。
私は、太陽に顔を向けながら。
他のポケモン達は日向ぼっこではなく、遊んでいる(という名のバトルっぽい感じになりつつある)けれど。
時折ドーンと雷が落ちたりするけど、手加減はしてるのか他の子達は元気だ。
…若干、カメックスが怯えてる気がするけど。
「…ポケモンばっか、見ないで。」
「あ、ごめんごめん。」
むす、と膨れた顔を見せるレッドに、私は思わず苦笑い。
いつもはレッドの方がポケモンに夢中だったから、なおさら。
ライラ、と呼ばれ、再びレッドに顔を向ける、と。
「…俺だけ、見てて。今日くらいは。」
「私はいつでもレッドが一番なんだけどねー?」
「…これからは、ライラ優先する。」
「ふふ、無理はしなくても大丈夫だよ?ポケモンを見るレッドの目、凄く好きだから。」
「…はんそく。」
少し顔を赤くして、そっぽを向くレッドに私は思わず笑ってしまった。
だって、可愛い。
「…、ねぇ、ライラ。」
「うん?なーに、レッド。」
「もし、この先何があっても。」
俺は、ライラから離れないから。…絶対に。
そういって、私に口付けを落とす。
…そういう不意打ちも、反則なんじゃないですか、レッドさん。
「…うん。約束ね、レッド。もう、突然消えたりしないでね。」
「もちろん。ライラを悲しませたくない。…ずっとそばにいてあげられなかった分、返すどころか溢れるくらい、一緒にいるから。」
「…、うん!」
ふ、と笑うレッドに、私も一緒に笑顔になる。
これからは、一緒だよ。レッド。
End
珍しく短め。
勿論いられなかった理由は、シロガネ山に籠ってたからですよ!
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