勘違いです。
「…ライラ。」
「…なんでしょう。」
「わからないの?この空気。」
「…わかりますが。」
「じゃあ、何でこういう空気になってると思う?」
「…認めたくないですけど、私が他の男の人と歩いていたからですかね?」
「その通り。オレの恋人でありながら他の男と2人で歩いてたな。」
「だーかーら!あれは女の子なんだって何度言えば…!」
「あれのどこが女なんだよ。どうみたって男だろ。」
「(せめて写真があればよかったのに…はぁ、デンジはこうなると頑固だからなぁ。)」
困った。非常に、困った。
確かに私は2人きりで歩いていた。知人と一緒に。
だがしかし、ここに住んでいる、本当に筋肉の凄くついた女性なのだ。
…何故知り合いかっていうと、まぁ、ナギサに長く滞在していたからこその知り合いだ。
そんな知り合いも、やはりデンジは把握しているはずもなく。(…以前言った気がするのに、やっぱり覚えてないんだよね…。)
本当に、どうしたものか。
「(かといって、ここで無理やり犯されそうになってる私の身も考えないと…。)」
ほんと、このジムで犯される。そりゃもう、何度も。
そういう間柄とはいえ、流石にこれは…。
「…おい、ライラ。」
「何、って近い!近いから!」
「お仕置きだ。」
「だからっ…今、その人連れてくる、からっ!それなら良いでしょ!」
「めんどい。だから、犯す。寝かせないぞ。」
「も、もうっ!ここジム!場所考えてよバカ!!」
「無理。今犯す。」
「いやーーーー助けてオーバさあぁぁぁぁぁん!!!」
「ばっおまっ…」
「なにしてんだデンジィィィィィィィィィィ!!!!!!」
やっぱりいたオーバさん!!!
そしてこの状況を見た瞬間、オーバさんはデンジに殴りかかったよ…。
「…で、この人が私の、さっきデンジが見かけたって言う友達。」
「私の体がいよいよ男の身体に近づいているということよね!ライラ!」
「…ほんとに、女…」
「だから言ったでしょ!女の子だって!」
「…しっかし、すごい筋肉だなぁ…ボディビルダー目指してるのか?」
「えぇ!そりゃもう、そこらの船乗りにも、山男にも負けない筋肉を作り上げるのが私の夢なの!」
「…すげぇ趣味。」
「こらデンジ!その発言は捉え方によっては失礼に値するぞ!」
「いいんですよぉ!デンジさんに間違えられるくらいは男っぽく見られてるってことですから!」
「(…はぁ、なんか疲れたなぁ…私、これからは気をつけよう。これ以上気苦労する前に。)」
「…ライラ。」
「何?デンジ。」
「間違いを起こさせた罰だ、後でじっくり、たっぷり犯す。」
「は!?」
…私の今日の体力は、残りわずかのようです。
End
ただのギャグが書きたかったはずなのになんだこれ。
まぁ、ボディビルダーさんって本当に凄いですよね、という。
あんな筋肉あったら何しよう…。
とりあえずデンジが嫉妬してるのが書きたかった。
最近はどうやらキャラに嫉妬させるのが趣味のようです。
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