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 10.緊急指令!彼女を探せ(1/27)

「三成君まで…主人公Bの事になると必死だね」


「申し訳ありません、半兵衛様…」


「元親、幸村!大丈夫か?」


「何とか大丈夫だ…」


「大事無いでござる…!」


「そうか…で、最終的に勝ったのは誰なんだ?」


「チッ…日輪野郎だ」


「元就か」



あまりに帰って来るのが遅く、政宗達は何をやっているのかと主人公B達は皆で様子を見に行ったのだが…入った途端 地獄絵図を見てしまった上に、下半身が見えていたので主人公Bは勿論 半兵衛の後ろに隠れ…やばい状態だった元親、幸村と他数名を男に任せて先に帰った
しばらくしたら皆が帰ってきて…理由を聞いた主人公Bは呆れ返り、半兵衛は皆様をお説教したとさ。で、現在に至る



「元就か…しかし、よく無事でいられたね」


「…長曾我部や真田とは距離があったからな」


「元就と…デート……」



主人公Bは考えている仕草をすると、政宗達から嫉妬と哀愁のオーラが出ている事に気付いた

どんだけデートしたかったんだよ、オイ…

溜め息をつくと元就や他の奴を見渡す



「ま、勝負に勝ったのは元就だからな…元就とは一日デートする約束と、宴で私の手を引いてくれないか?」


「「「「「「宴!?」」」」」」


「あぁ。さっきコイツ(政元)がここで宴を開くとか言ってなぁ……」


「honey!dress着るのか!?」


「……yes」



肯定の返事にテンションが上がる男達。先程バテていた幸村、元親までもが 復活した



「主人公B、手を引くとは…」


「よくあるだろ?女が階段下りる時に、手を引いてくれる紳士が隣に居るって」



紳士…!元就は自分を紳士扱いしてくれている事に喜びを得る。幸村が足に…思い出すのは止めておこう
主人公Bは若干 落ち込み気味の政宗達に声を掛ける



「元就には最初のダンスは相手してもらうが…そのあとなら、政宗達にも相手してもらおうかな」


「…主人公Bと一緒に踊れるって事か!?」


「ま、まぁ…一応頑張っていたみたいだしな」



負け組大喜び。元就は、はぁと盛大に溜め息をつくと「相も変わらず、お前はお人良しだな」と微笑みながら言う
主人公Bは少し照れながら、笑っていた



「元就、最初から最後までよろしくな」


「最後まで?」


「宴が終わるまで。…って言っても、政宗達も最後まで居るだろうが……」


「元就だけ主人公Bちゃん独占って酷いじゃんか!ただでさえ、丸一日デートするってのにさぁ〜」


「そうだ!毛利だけいい思いはさせねぇぜ!」


「俺もhoneyから離れるつもりはこれっぽっちもねぇ!」


「…私もだ」



そして何故か成実、輝宗、政元までもが離れるつもりは無いと宣言。小声で小十郎が「俺も」と呟いていたのは、誰も知らない。半兵衛は多少、不満な顔をしているが主人公Bが笑顔なので我慢する事に

妹(←違う)が取られてしまう危機感を感じながら…



「やっぱりhoneyは蒼色の露出度が高い衣装で…」


「政宗、違ぇ!ここは大人びていて色っぽい、紫色をだなぁ…」


「何をたわけた事を。ここは落ち着いた緑色の衣装に決まっていよう」


「いや、桃色とかも似合うって!!絶対可愛い!!」


「フン…黒の衣装の方がシンプルだぞ」


「主人公B殿には、熱い赤色の衣装の方が良いでござるー!!!!」


「うーん…俺は桜柄がある着物とかいいかも」


「とにかく主人公Bは露出度が高い衣装で…「輝宗様、ご自重なされよ」」


「…輝宗様の言う事はともかく…俺は何でも似合うと思うぜ」


「僕はやはり紫と白の衣装を「もういいから…皆して真面目に語るんじゃない!!」」



照れつつ、呆れ果てる主人公Bだが皆は議論したまま。「明日は遊園地行くし…寝よう」と思い一人で布団の中へと入り就寝しようとする主人公B

明日が楽しみだ

笑いながら布団を被った


This was written by 天華ちゃん



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