ミニスカポリスと花火大会@(1/9)
「大江戸警察署から参りました、交通2課所属のみょうじなまえです。今日から2日間、真選組の皆さんのお手伝いをさせて頂きますので、よろしくお願いします」
晴天の名に相応しい青空の下での朝礼
局長の隣でそう頭を下げた彼女。ブルーと紺色の婦人警官お馴染みの衣装に、男だらけでむさ苦しい隊員達から大歓声が沸き起こった
「静かにしろテメェ等!」
副長が青筋を立てて怒鳴るも、ざわめきはおさまらない。そんな俺も、その内の一人
彼女のはにかむ姿に、副長の説教も気にならないほど俺はドキドキしていた
「明日の大江戸花火大会で将軍様とそよ姫様がお忍びで参加する。彼女にはヘルプとして来てもらったんで、皆で協力するように」
「「「うぉぉぉぉ!」」」
ゴホンと咳をする局長は彼女の肩に手を置いて言うと、再び歓声が沸き起こる
「山崎!彼女に街を案内してやれ」
「ええっ!?俺ですか?」
煙草を吹かした副長が俺を指すと、隊員達の恐ろしい目が一斉に俺に向けられた
「よろしくおねがいします、山崎さん」
「は…はいッ!」
だけど、そんなことがどーでもいいと思える程舞い上がっていた。敬礼で返事すれば、ニッコリ微笑んでくれた彼女に正直二目惚れ
prev|
next