FW・B
さよなら、
2009/08/07 22:46
ある日、彼は僕の枕元に立ってつぶやいた。
生きるのが辛いんじゃぁ、ない。
今現在の己が死んでいない、この事実が許せないだけなのだよ。
彼の顔は、差し込む月明かりに照らされていた。
「僕が殺してあげよう」
なんて。出来もしないくせに、虚栄と虚飾とその他諸々をごちゃ混ぜにした糸で彼を繋ぎ止めた。
君を殺すのは、僕だからね。
眠さで鈍る右手を上げて、彼と指切りをした。
ああ、でも
彼と僕の指が重なることはないのだ。
こんばんは幽霊
君はいつ死ぬというのだろうか
END
これを鉢屋と雷蔵という自分がいや^q^
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