アクセス制限 ○デ.ュ.ラ・ろぐ10(静×帝*にょた) | ナノ

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●静雄×帝人(にょた)
2010.04.08


…確かに、


誰かといるのは正直うざったらしくてたまらないとは思っちゃいたが、それでも人との繋がりが欲しいだなんてのはまあ自分でもずい分と都合のいい…とはわかっちゃいたさ。
でも、そんな俺の前にようやく現れたのが女子高生だなんて、…ったくなにかの冗談なんじゃねえかと思いたい。



―――けど、ま、「…静雄さん?」

「どうしたんですか、静雄さん?」

…と、
ふいっと黙っちまった俺を不思議そうに見上げてくる、この竜ヶ峰帝人とかいういやにご立派な名前をしている、「…ああ゛?」

「ったく、ウルセェ・・・・なんでもねーよ」
「あ、…そうなんですか?」
「ああ゛…?そうだっつってんだろーがよ?」
「ああ…ハイ、そう…そうなんですか。…また僕は、てっきり・・・・」
「ああ゛…?なんだっつーんだよ、帝人!?」
「…いいえ。…なんでもありませんけど、」
「ああ゛ん!?」

けど、なんだってんだよ―――と凄んでやればビクっと身体を震わせる、くせにシレッとした顔をして、大人しく俺の腕の中に収まったままでいる、
…この、「…いいえ?」

「本当に、なんでもないですよ―――」

静雄さん―――と微笑う、中々に度胸の据わった女のことを、
…俺は結構、それなりに、



まあ―――気に入っちゃぁ いるワケだ。

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