アクセス制限 ○デ.ュ.ラ・ろぐ7(臨×帝) | ナノ

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●ぐだぐだ臨×帝
2010.03.18


「あなたなんて、一度不幸のどん底まで落ちてみたらいいんですよ」

臨也の部屋の、臨也のベッドの上で、今、まさに愛―――を交歓しあっていたばかりだというのに、ずい分なことを言ってのける少年に、ちょうど口をあけたばかりのペットボトルを差し出してやっていた臨也は、おやおや、と眉を上げた。
臨也が臨也のルールに従うように、少年には少年のルールがあって―――まあつまりは、臨也には理解し難い理由でよくへそを曲げている少年は(これはあくまでも臨也の主観であって、少年にしたらまた別の意見があるのだろうが)、今度は何に拘っているやら。

「”不幸のどん底”とは穏やかじゃないなあ・・・・なに、いきなり?」

どんな顔をしているのかと、にやん、と覗き込むようにして見つめてやれば、真っ直ぐな視線が挑むようにして向けられる。

「別に。・・・何でもありませんけど」
「何でもないってことはないでしょー?…なあに、言ってみなよ・・・ね、」

帝人君―――と哂う臨也に向けられる、つよい、つよい眼差しを、同じだけの――しかし少年からしたら逆方向にも見えるだろう――熱量で以って返してやれば、少年はちょっと怯んだ様子を見せたけれども、だけれどやはり同じだけの強さで以って、また臨也へと返してくる。「…ね、」

「ねえ、オシエテ・・・・?俺に…教えてよ、・・・・ね、」帝人、君?―――と囁きながら、臨也が感じているのは快感だ。
この少年のこういうところを、たしかに臨也は愛している。


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