○デ.ュ.ラ・ろぐ2(静×帝) | ナノ
log *NEWに載せた小ネタSSをたらたら***
●平和島兄弟で静×帝2010.03.09
それが何かといえば、災難――それも特大級の、天災としか言いようのない――と常々思っていたのだが、
…何故、「…最近、」
「高校生と 付き合ってるって聞いた」
久しぶりに会った弟にまで、それを言われねばならないのか。
「幽ッ・・・お前、それどこから・・・・ッ!?」
「…ツテで。それよりも その様子だと」
本当なんだ、と特に感動もなく呟く様子に、何か、こう…別に後ろめたいってわけじゃないんだが、居心地の悪い思いがする。
「いや、その…そりゃ何つーか、な・・・・?」
何となく弟を直視できなくて(何でだ。本当に)、さりげなく目線を逸らしつつ(こんな時にサングラスの存在は心底有り難い、と思う)、ぐしゃぐしゃ髪を掻き回す。
「あ”ー・・・・そのー、な?」
…調子が出ない。それもこれも、
「なんつーか、な・・・・?」
全ッ部あのガキのせいなのだ。