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 log  *MEMOに載せた小ネタSSをたらたら***

●にょた帝人に押され気味の静雄さん(静帝にょた)
2011.03.16


唐突に思い当たって、最近学校帰りによくこうして公園のベンチに並んで座って彼の奢り(の缶ジュース)でお茶をする人に、「…あの、」

「そう言えば、なんですけど…」

静雄さん、と帝人は訊いてみた。


「ああ?」
「…その、あのですね…大きいとか小さいとかって、男の人は…」

やっぱり気にするものなんですか、と続けたら、隣で盛大に飲んだばかりだったコーヒーを吹き出された。

「ブふーーーッ!!?
ゲホッ…ゴホッ・・・・ゲホッ、…って、おい、…みみみッ、」

みかど、と目を剥く人に、帝人は果たして『ああもう…零れてますよ』と冷静に突っ込むべきか、それとも空惚けて『って言うかそんなに慌てて一体どうしたんですか、静雄さん』とでも訊いてみるべきか迷ったが、とりあえず静雄の顔と言わずトレードマークであるバーテン服と言わずに濡れて酷い状態になってしまっているコーヒーの行方の方が気になって仕方がないので、帝人は制服のポケットからもう完全に実用性だけで選んだ可愛いげの欠片もない男物のハンカチを取り出して、『ああもう…ちょっとじっとしててくださいね』とまず拭ってやることにした。


「あ、ワリ…ってそうじゃなくてな帝人!?」
「ああ…なんかこの間正臣がブツブツ言ってたんですよね、」

そんなことを、と目を白黒させて食いついてくる静雄にケロリとして応えれば、静雄はまだあわあわ泡を喰っていて、こういうところが

(静雄さんってさ…)

帝人にちょっと夢を見過ぎだよなあ、と帝人は思う。(…でも、)

(静雄さんはさ・・・・なんか…こういうところが、ホント可愛いんだよね・・・・!)




*「大きい」とか「小さい」とかは上半身の話でも下半身の話題でも(笑)

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