アクセス制限 ○デ.ュ.ラ・ろぐ23(池袋の自動喧嘩人形は年上好き(下)(静×帝にょた*パラレルpre) | ナノ

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●池袋の自動喧嘩人形は年上好き(下)(静×帝にょた*パラレルpre)
2011.02.06


「つか別に…大した話じゃねえぞ…?」

そう、どこか躊躇うようにうろうろと目を泳がせながら、それでもいいか、と問いかけてくる青年を、帝人は静かな目で見つめた。

「はい。聞きたいです」
「…別に、そんな大した話じゃねえんだ」

重ねて言うのは、そのことに彼が、何かしらの戸惑いといったものを持ってでもいるからだろうか。
促してやるように帝人がじっと見つめると、ようやく自分の中での折り合いがついたのか、帝人を見下ろして――けれども、どこか遠くを見る眼差しで――静かに口を開く静雄の声を聞きながら、帝人も思い出していた。「…ただよ?

「ただ…その、何つーか、昔―――・・・・」

この青年がまだ少年だった日の、ほんの一瞬に過ぎない出会いとも呼べない邂逅を。

(…ああ…そう言えばさ・・・・あの頃から比べたらホント、この子もずい分と大きくなっちゃったよね・・・・)





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