○バ.サ.ラろぐ・13(だてさな前提での就×幸・女体化) | ナノ
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●だてさな前提での就×幸(女体化)2010.09.26
※注)だてさな前提っぽいかんじの就×幸(にょたいか)アニメ二期12話前提っつかここの萌え語りとわたしの心の中では連動してるっぽいかんじですがあんまり関係ないかもしれません。
とりあえずなんか再会してナリ様がゆっきーを追い詰めたとかそんな感じでお願いします(↓)
「そなたはッ・・・・毛 利ッ、」
元 就殿、と衝撃を隠しきれない瞳に、この、対峙する相手の若さと未熟さとを元 就は思う。
「…なるほど。確かにあの時も細いとは思っていたが・・・・そなた」
女子であったか、と語散るように呟けば、元 就の前、膝を突かされてもなお闘志を失ってはいないらしい瞳が、きっと睨みつけてくる。(…まったく、)
(無駄なことを・・・・)
これがどう抗おうが既にこれの命運は元 就の手の中にあるも同然で、今さら覆りようもない。
ならば、少しは大人しくしたらどうだ、とは思わなくもなかったが、
(・・・だが)
それほどに易いものならば、これはあの時元 就の前に立ちはだかりはしなかっただろうと元 就はふたたび思い返す。(…しかし、)
(それにしても…)
元 就の記憶の中のこれはその為し様在り様とは裏腹に、肩も腰もいやに細く思えたもので、あの後不愉快にもこれのことを思い起こすたびに元 就は、それを不可思議にも思ったものだが、「…なるほど」
「おかしいとは思っていたが・・・・」
これならば納得できよう、と頷く元 就に、瞳の中の険がいや増した。
「なにをッ・・・・なにを言っておられる!?」
「…ふむ、そなたには・・・・伊 達の小倅がいやに執着していると聞き及んでいたが。・・・・なるほど、」
こういうことであったか、と気色ばむ顔を無視してやれば、予想の通りの反応が返ってくる。
「なッ・・・!? 政 宗殿を愚弄なさるか!?」
「・・・・・、」
それは何故だか元 就には面白くは思えぬことで、つい、と元 就は、己の眉尻が上がるのがわかる。
…だが、「…ふむ、」
「まあいい。・・・・たとえ伊達がどうであろうと、そなたは既に籠の鳥。…そなたはもはや」
我の物よ、と言ってやれば、それまでただ悔しげに、腹立たしげに歪んでいた瞳が、何か恐ろしいものを見たような色をして元 就を映す。
それが、
(ひどく―――)
心地がいい、とめったにない上機嫌の中、元 就は唇を歪ませた。