アクセス制限 ○デ.ュ.ラ・ろぐ19(「おさななじみ」臨×帝) | ナノ

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●厄介な男(臨×帝)
2010.09.19


「…しっかし、帝人さんがシズちゃんの幼なじみだったとはね〜?」

そうやって、ニヤつく顔が気に喰わない。「…いや、」

「まあ…それは、そうなんだけど・・・・だからって、」

何―――と眉を潜めれば、ますます愉しそうに笑う相手に、(…いや、)

(哂う…だよね、これは・・・・。…けど・・・・ああ…もう、ホントに…)

面倒なことになったなあ、と思う自分は、やはり、どこか冷たいのかもしれない、と帝人は思う。




「い〜いえぇ? なーんでも、」

ありませんよぉ帝人さん?―――と歪む唇に、舌打ちしたい気分になって、(…ああ、)

(もう…本当に・・・・折原くんが、静雄くんの知り合いだったなんて…)

反則だよね、なんて今さら思ってみたところで、何も変わりはしないのだけれど、


「折原くん・・・・」

すっかり疲れた心地になって、ため息と共に呼んだ名前は、

「やーだなあ。俺のことはいつも”臨也”って呼んでって言ってるじゃないですかあ・・・・ねえ、」

帝人さん?―――と哂う声に、あっさり否定で返される。
たぶんこの、七つも年下のこの相手、は、

(ぜんぶ・・・・)

わかってやっているのだろうそこが、本当に―――

(タチが…悪いよ…悪すぎるよ・・・・!)



出来ることなら、口に出していってやりたい―――と、帝人は常々思っている。

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