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●なんかゆっきーだけちっちゃい話@現代※スピリッツだてさな
2010.09.02


*なんか皆転生組で記憶もあって割りと戦 国とおんなじ感じに暮らしてて(※生息地は戦 国と違ってご近所さん)何か知らんがゆっきーだけちっちゃいです的にテキトーに読んでください(↓)





やっぱり子供にはこういった所が良いだろうということで、信 玄の休みを待って皆で高原にある牧場へとやってきた……

「……は、いいんだけどさ。なんだってアンタ達までいるわけよ?…ねぇ、」

竜の旦那―――と心持ち疲れた顔でじとっと睨み付けてやると、面の皮の厚い、厚すぎる男は、「…ah?」

「なーに言ってやがる猿。休日に高原に来るなんざ別に不思議でも何でもねえだろうがよ」

…と、
まあシレッと答えてくれるのはいいのだが、「ご自由にお入り下さい」という看板の掛けられたウサギの柵に、

  『あ、ここ中に入れるみたいだよー旦那』
  『なにっ、ほんとうかさすけ!? じゃっ、じゃあなかにはいって、うさぎをなでなでできるのかっ!?』
  『ホントホント、大丈夫だってちゃーんと書いてありますよー・・・・大将、』
  『おやかたさまっ!おやかたさまっ! そっ、それがしなかにはいってみとうございましゅ! 』
  『うむ、そうかそうか幸 村! ならば存分に楽しんでくるがよいわ! ほぉーれ』
  『きゃー!』

…と、
大将に要らんくらい高く持ち上げられて柵の中に入れてもらって、

  『ふおおおー! ふっ、ふわふわでござる! ウサギっ、ウサギかわいいでございましゅるようおやかたさまああー!』
  『うおおおゆうきむるあああーっ!』
  『うをやかたすあまああーっ!』
  『ゆうきむるああああーっ!』 

…とか、
ちっこいくせに記憶もないくせに暑苦しさだけは変わらないやり取りをウサギをなでくり回しながら衆目も気にせずにかわしている幸 村を、お供のコワモテにデジカメを回させつつ幸 村鑑賞に余念がない男が、『…ヤロウ…もう喰ってやりてえ』と言う目で舐めるように見ているのだけはホント勘弁して欲しい。
その、まるっきり変質者全開の男の様に、佐 助としても、つい乾いた笑いも出ようというもの―――

「俺様…もうちょっと…アンタは…クールな人かと思ってたよ・・・・」

…なのだが、「…ah?」

「なーに言ってやがんだ猿? てめえアホか」
「テメェ猿 飛、政 宗様に失礼なっ!」

これっぽっちも当人に自覚がない上にお供の右目まで騒ぎだしてくれるので、佐助はもう気が遠くなる。(…ちょ、旦那達には悪いんだけどさ…)

(もう…俺様…帰ってもいいかなあ・・・・)

―――無論、そんな訳にはいかないのだが。

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