アクセス制限 ○バ.サ.ラろぐ・6(仄火だてさな・にょた) | ナノ

 log  *拍手に載せた小ネタSSをたらたら***

「仄火」設定:続きを書くとしても多分こんな展開にはならないししないだろうけどちょっと書いてみただてさな(長!)
2010.08.22


「―――構わねえ」まさか譲歩なんてものを、己がしようとしているとでも言うのだろうか。
そんなくだらない考えに一瞬とらわれかけた政 宗は、

(いいや、ありえねえ・・・・)

心の中で即座に否定を返しはしたが、しかし、ならば今己のしようとしているこれは何なのだろうとふたたび思う。

「いいぜ幸 村? 許してやる・・・・だから、」

だから何なのだ、と思えば腹の底がむずむずして、苦虫を噛み潰したような心地になる。

(Damn it!)

一体これは何なのだ。何だってこの、目の前のたかが女一人のために、政 宗がこんな心地にならねばならない。
確かに少々強引な手を使いはしたが、しかし政 宗が欲しい、と思った時点でこの女は政 宗の物で、畢竟政 宗はただ単に己の物を手に入れただけに過ぎない。
それを不服と思うのも相手の側の勝手ではあるが、しかしこれが政 宗の物であるのは紛れもない―――そして単なる事実。
ならば何を、己は阿ろうと――そうだ、この自分が、この奥 州筆頭伊 達 政 宗ともあろうものが、阿ろうと、それも、たかが女一人に!――しているのか。

「ですが政 宗殿・・・某は、やはり・・・・「(…shit!)幸 村!」

温度のない――ひどく平坦な目でもって政 宗を見る幸 村を、政 宗は遮った。




*とかこんなんをぐだぐだ考えてましたが(※もしも続きを書いても)多分こんな話にはならんはずで候。
しかしどこまでも殿様なひっとーと平行線なゆっきー(なんです)に非常に萌えるでござる…!


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