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●だてさな(にょた)で<生まれ変わり@現代:ひっとーにだけ記憶がある(※って設定で)
2010.07.18


ぼふり、と胸の中に、落ちてくるようにして凭れかかってくる身体に、幸 村は目を白黒させた。

「えっ・・・!?…ちょッ、あのッ・・・・そのッ、どうしたの・・・・でッ、」

ござるか、政 宗 殿―――と反射的に男の身体を受け止めながら、胸元に顔を埋めるようにしている相手に、幸 村は慌てて問いかける。…が、
もちろん聞こえているのだろうに、無言のままで、尚幸 村の胸に、ぐりぐりと顔を押し付けてくる男の、常ならざるその様子と―――それと、
男の顔が、ちょうど、その…胸、に当たってしまっていることに。「…、?・・・・あの、」

「政 宗、どの・・・・?「…shit,」

再度上げた幸 村の声は、男の叫びに遮られた。

「…ッ、Ahーーーー・・・・ッ!!」




―――そう、

大きな声を上げた後。「…ワリ、」
もう一度、幸 村の胸にぐりぐり顔を押し付けてから、ようやく顔を離した男に、「…その、」

「悪かったな…幸 村?」
「―――いいえ、…その、某は構いませぬが・・・・その、」

大丈夫でござるか、政 宗殿―――と訊いた幸 村に。「…ああ、」

「…ああ、別に…何でもねえぜ、幸 村・・・・?」


男は唇を、歪めて返す。


「…ッ!・・・・しかしッ!「…何でもねえッ!・・・・俺は…本当に、」

何でもねえぜ、 幸 村?―――と、
真っ直ぐ幸 村を覗き込む、その眼に嘘はないのだけれども、…けれども、
男が最近よくして見せる…その表情に、「…ッ、そ、…うッ、」

「そ、うッ・・・でござる…かッ、・・・・その、」

政ッ…宗、殿―――と頷きながら、幸 村は。

「ならッ、ばッ・・・よいのッ…で、ござるッ・・・が・・・・ッ、」



政、宗 殿―――と小さく言葉を返しながらも、何故だか胸が、ひどく、痛む。

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