アクセス制限 ○デ.ュ.ラ・ろぐ11(13話臨×帝) | ナノ

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●13話派生IF臨×帝
2010.04.14


『それじゃあ、また明日!』



…と、
かけて行く杏里をあわあわ見送るしかない帝人に、ひどく愉しげな声がかかった。「…フッ、」

「フフ、ダッメだよー帝人君?・・・・てゆーかさァ、」

夕焼けはないよねえ夕焼けは!―――と、
ハッと振り向く帝人の目に映るのは予想の通りの人の姿で、まあ自分でも巧くないのは十二分に自覚していただけに、放っておいてほしかった、と思わずにはいられない。

「ホーントさぁ、帝人君ってば…」

おっかしいよねえ、と殊更に帝人を覗き込んでくる顔に、

「・・・・ッ、」

言い返したくともそれはまったくの事実であるから、尚更だ、と言わざるを得ない。
…けれど、「…ホント、」

「まーったくさぁ・・・帝人君も、もうちょっとは女の子に慣れた方がいいんじゃないのー?・・・・ホラ、」

ベッドの中でのトキ、みたいにさ―――と言う掠れた声を耳朶に注ぎ込まれると、もうそれだけで、膝の崩れそうになる自分がいる。

「ねぇ、帝人…君・・・・?」

囁きは、(帝人にとっては)もはや毒にも等しくて、「…ンッ、」

「…ざやッ・・・さんッ、」
「ん…?なに・・・・?」
「…ッ、ざや、さんッ・・・・い、ざや…さんッ・・・・、」
「…うん。…なんだい、帝人君・・・・?」
「…ッ、」

―――だから、「…ッ、も、」

「…てッ・・・くだッ…さ・・・・ッ!」

ねっとり―――としたそれに、心より先、身体の方が屈しそうになる。

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