キャストドールの写真です。グラスアイ、球体関節に嫌悪感がある方はご覧にならないで下さい。

「おっ！この写真懐かしいな！この頃のLanceって俺の事『おねぇちゃん〜おねぇちゃん〜』ってずーっと後くっついて歩いててさぁ･･･」
「･･･うるっせぇな」
「『おねぇちゃんが大きくなったらけっこんしてあげるぅ〜』って屋台で買ったオモチャの指輪とかくれてさぁ･･･。Niaに『おねぇちゃんは僕のお嫁さんだからあっちいけっ！』ってずーっと牙剥いてたよなぁ！アハハ！男同士だし！兄弟だし！いやー、小さい頃のLanceってかわいかったなー！」
「･･････チッ」
「あ、Niaの写真もみーっけ！アハハ、泣いて鼻垂らしてるし･･･これLanceにいじめられてる所だろ？はは、でもNiaは小さい頃からかわいいなぁ･･･ってあいたたた！何だよLance！ってあぶなっ？！目！目が！」


VitoとLanceは兄弟、近所に住むNiaは幼馴染で、三人は腐れ縁なのです。
小さい頃、女の子のようにかわいかったVitoにLanceは懐きまくりだったのですが、大きくなるに従い誰よりも長身で筋肉ムキムキになってしまったVitoに今は反抗期なのです。
代わりに、小さい頃はとろくて泣き虫で小さくてちんちくりんでうざったかったNiaが、背は今も小さいままでもちんちくりんだった顔は憂いを帯びた美少年になっているのです。
そしてどうやら最近VitoとNiaがいい雰囲気で、体格のいいVitoが細見のNiaを守る様に歩いている姿を見て、大好きだったお兄ちゃんと、自分の子分だと思っていたNia、Lanceはいったいどちらに嫉妬しているのか分からずにもんもんとした思春期を送るのです･･･おお･･･。

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