瑛一x春歌

ピンポーン


チャイムが聞こえ、ドアを開けると、瑛一さんがいた。仕事帰りに私の家に寄ってくれたのだ。


「お疲れ様です、瑛一さん。」


「俺もだ。…会いたかったよ。」


玄関で靴を脱がずに抱きしめ合う。一度少し体を離すとすぐにキスされる。数回軽いキスが続いたかと思うと、次に深い口付けをされる。上手く呼吸が出来なかった私は解放された瞬間、肩で呼吸する形になる。


「その顔……実に良いよ。……興奮する」


「瑛一さん………」


もう一回触れるだけのキスをすると腕の中から解放された。


「春歌を美味しく食べたいところだが………その前に夕食を貰っていいか?」


お腹ぺこぺこだ。それを聞くと思わずふふっと笑いが溢れる。


「そうだと思い、用意してありますよ。」


「ありがとう。んじゃ、続きは後にして腹ごしらえするか。」


「ふふっ、そうですね。」


肩を抱かれながら一緒にリビングに行った。


今日の晩御飯はハンバーグです。
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