◎瑛一x春歌 ピンポーン チャイムが聞こえ、ドアを開けると、瑛一さんがいた。仕事帰りに私の家に寄ってくれたのだ。 「お疲れ様です、瑛一さん。」 「俺もだ。…会いたかったよ。」 玄関で靴を脱がずに抱きしめ合う。一度少し体を離すとすぐにキスされる。数回軽いキスが続いたかと思うと、次に深い口付けをされる。上手く呼吸が出来なかった私は解放された瞬間、肩で呼吸する形になる。 「その顔……実に良いよ。……興奮する」 「瑛一さん………」 もう一回触れるだけのキスをすると腕の中から解放された。 「春歌を美味しく食べたいところだが………その前に夕食を貰っていいか?」 お腹ぺこぺこだ。それを聞くと思わずふふっと笑いが溢れる。 「そうだと思い、用意してありますよ。」 「ありがとう。んじゃ、続きは後にして腹ごしらえするか。」 「ふふっ、そうですね。」 肩を抱かれながら一緒にリビングに行った。 今日の晩御飯はハンバーグです。 |