綺羅x春歌

「綺羅くん、お疲れ様です。」


「あぁ………」


はい、とタオルを渡すと首もとに伝った汗を拭く。今日は綺羅くん単独でファッション雑誌の撮影があった。私自身特に予定がなかったので付き添ったのだ。時間をかけて撮影したからか、控え室に入ると直ぐ様どすんと椅子に腰かけた。


(でも綺羅くん、とってもカッコ良かったです……。)


撮影中の様子を思い浮かべる。


「春歌」


こっちに来いと手招きされる。どうやら膝の上に座れと言っているらしい。恥ずかしいと思いながらも恐る恐る座る。


「ひゃっ!綺羅くんっ」

「ちょっと………充電…」


後ろからぎゅっと抱き締められる。首元に顔を埋める。

「きっ綺羅くん!……誰かが………来たら……」

(この状況はまずいんじゃ……。)

ましてや此処は控え室。いくら撮影が終了したからとはいえ、スタッフなどが入って来ないという可能性はないというわけではないだろうに。


「…き…綺羅くん…いっ…。」


ちくりと首に痛みが走る。見ると服で見えるか見えないかの位置に赤い印が。羞恥でかぁーと赤くなる。


「き……綺羅く…んっ」

首の角度を変えられキスされる。


「もっと…春歌に……触れたい」


「っ、」


私が弱い、耳元で甘ったるい声を囁かれ私は従うしかなかった。


この後美味しく頂きました。
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