この手に掴んだ幸せを(短編) | ナノ

▽ お便り五

【鯉伴さん、リクオ君(昼&夜)、鯉菜ちゃん、氷麗ちゃんはミサノちゃん達の世界にトリップしたらどんな事がしたい?】

『2人が慕っているレン様というイケメンに会いたい。』

「…オレよりイケメンだと言うその男、オレも拝見させてもらおうかねぇ。」

「父さん…まだ根に持ってんの?」

『ちなみに氷麗は何したい?』

「そうですねぇ…街を観光したいです!!」

『確かに。リクオは?』

「ボクは…うーん…
妖怪探索したいなぁ〜…なんて…(照)」

『したいのかしたくないのか…』

「どっちなんだい?」

「…うっ…し、したいです…」

「…珍しいですね、リクオ様がそんなことおっしゃるなんて。」

「だってさ…妖怪がいないなんて信じられなくて…。見えてないだけで本当はいるんじゃないのかなぁ…と。」

『なーる。』

「確かにそこは確かめてぇな。
…んで、夜の方にはどうやって聞くんだい? まだ昼だぞ。」

『…我に任せよ!! "ラ〇ルータ"!!』


【夜になりました。】



『ふぅ…!』

「いやいやいやいや…」

「何ドヤ顔してんだよバカ姉貴!!
どうやった!? どうやってドラ〇エの昼夜逆転させる魔法を使った!?」

『え? どうやって…て。
そんなもん企業秘密に決まってっしょ。』

「ま、まぁまぁ…いいじゃないですかリクオ様! おかげで夜のお姿にもなれましたし…」

「…だな。氷麗ちゃんの言う通りだぜ、リクオ。鯉菜の行動に一々突っ込んでたら胃に穴が開くぜ?」

『アンタに言われたかねーよ!!』

「…(どっちもどっちだな)
まぁいい。
取り敢えず、オレはミサノ達の世界に行ったら妖怪探しをする!」

「なんでぃ。昼と同じじゃねぇか。」

『…せっかく昼夜逆転させたんだから違うこと言えよおおおぉぉぉぉ!!』

「何でそんなガッカリしてんだよ!? アホか!? アホなのか姉貴は!!」

『姉ちゃんせっかくMP消費してまで頑張ったのになぁぁあああああ!!!』

「何を嘆いてんだよ!!」

「…鯉菜を泣かせるなんて…酷いぞリクオぉぉぉぉぉ!!!」

「親父も何悪ノリしてんだよ!! 口笑ってんのが思いっきり見えてるぞ!!」

「…あー…えと…
(こうなったらもう続行無理だわ!)
つ、氷麗はご飯を作りに行きますので! 失礼させて頂きまーす!!」




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