夢子が絡まれました


不良に絡まれました


黒子「火神くん火神くん、朱音さんがどこかの不良の方々に絡まれてます。行ってください」
火神「え…あ、おいお前ら!なにしてんだよ」

日向「即座に見つけといて自分は行かねえんだな」
黒子「ボクが行っても戦力になりませんから」
日向(確かに)
伊月「けど壱原は黒子が助けてくれようとしてるって分かるだけでも随分違うと思うぞ」
黒子「先輩方こそ、助けに行かないんですか。放っておけなそうなのに」
水戸部「…」
小金井「だってもう怖い顔した火神が近寄っただけでビビってるじゃんあいつら。まあ気持ちは分かるけど」
日向「ホラ、もう保護したみたいだぞ」

木吉「よしよし、怖かったな。大丈夫か?」
朱音「木吉先輩〜!怖かったです〜!」
火神「もう手放せ。センパイんとこ行け」
朱音「火神が塩対応だし〜〜〜〜!」
木吉「よしよーし」
黒子「なに甘えてるんですか。気味が悪いですよ」
日向「お前…もっと優しくしたれよ」
伊月「たまにそういうとこあるよな」
朱音「く、黒子くん!なんで助けてくれなかったの!!」
黒子「ボクが最初に駆けつけたところで気付かれませんし火神くん一人行けば事足りると思ったので」
小金井「っていうかいつもなら朱音ちゃん強気で戦いそうなのに。相手そこまで強そうにも思えないしどうかしたの?」
黒子「ですよね」
火神「だからお前のそれはなんなんだよ」

朱音「う…別に」
日向「なんだ?急に顔怖くなったぞ」
木吉「今ならみんな聞いてやるぞー」
朱音「………」
黒子「朱音」
朱音「!…その、ぶつかって。最初はお互いすみませんって謝ってたんだけどバッグで誠凛バスケ部って気付いたらしくて」
小金井「えっあいつらバスケ部!?」
日向「覚えがない顔だったけど」
朱音「ベンチだそうです。…力もないただのマネのくせによく堂々と出来るよな的なことを……」
火神「はあ!?なんだそれ。てかお前も言わせたままかよ!」
朱音「ちょっと動揺しちゃって」
日向「火神、ちゃんと壱原が世話になったことに礼はしたのか?」
火神「事情は知らなかったんすけどすぐ逃げてったんで」
小金井「エース様に見つかったらそうなるよな」
日向「チッまあいいか。壱原、気にすんなよ」
朱音「あ、はい。だいじょぶです」
水戸部「…」
小金井「水戸部がオロオロしてる」
朱音「あたしも今ならお前らベンチだろがアアン?って言い返せるんですけどね」
火神(怖っ)

日向「ん、そういや黒子は?」
朱音「あれ、さっきまで隣にいたのに」
水戸部「……」
小金井「ん、どうした水戸―――えええ!」
木吉「どうした」
小金井「朱音ちゃんの話聞いてすぐあいつらの方走ってったって」
日向「ハア!?」
火神「なんで!塩対応してたのに!」
伊月「他の奴が壱原に嫌な態度取ったら許せないんだろうなあ」
日向「それは俺らもだけど!あいつ一人で向かったって無謀だろ!?伸せんならまだしも!」
小金井「かつてない速さで止められなかったって」
木吉「よし!朱音のこともあるし、もう一度挨拶に行くか」



小金井「あれ、朱音ちゃんは?」
火神「…」
伊月「…」
木吉「あれ」
日向「あいつもか!!!」


お互いのことになると周りが見えなくなる








EG編
黒子「赤司くん赤司くん、朱音さんが絡まれてますが」
日向(おいおい)
赤司「あれは絡まれてるのか?」
黒子「え」
紫原「赤ちんは絡まれるなんてなさそうだもんねー」
青峰「いや朱音が幼馴染って問題事多そうだけどな」
火神「黒子、その…」
黒子「GOです、火神くん」

紫原「すっげえソワソワしてたね」
青峰「しかもGOで走るって。犬かよ!」
緑間「ポジションを取られたな。黄瀬」
黄瀬「えっ」
高尾「犬ポジwww」
黒子「誠凛的にはよくあることなので」
青峰「絡まれるのかよ。テツはいいのか?保護者二号」
黒子「ボクが行っても気付かれるまでに時間がかかるので」
赤司「…一号はオレか」
黄瀬(嬉しそう)

紫原「そういう黄瀬ちんは行かなくてよかったのー?犬一号」
黄瀬「あ、いやー赤司っちと黒子っち動かなかったし…それにオレが行っちゃったらなんか相手の人にトラウマ植えつけちゃいそうで」
緑間「は?」
高尾「確かに迎えが天才のイケメンだったら寝込むよな」
黄瀬「あ、やっぱり高尾クンは分かったんスね」
黒子「どういうことですか」
黄瀬「絡まれるっていったら間違ってないっスけど。どうみてもアレ、告白っスよ」
赤司「!」
黒子「えっ」

緑間「し、しっかりするのだよ!保護者ども!」
高尾「真ちゃんwww一瞬の緊張感に動揺して保護者呼ばわりしてんよww」
紫原「わーお。朱音ちんやるじゃん。無謀なことするねー」
黄瀬「ね、あの中入ってけるのは火神っちくらいっスわ」
青峰「あ、でも火神も俯いてんぞ。告白だって気付いたか」
赤司「止めるな黒子!オレにはもう他の男の介入を許すほど余裕はないんだ」
黒子「きみが行けば相手に色んな意味のトラウマを植え付けてしまいます!勝負なんかしなくても試合は相手のコールド負けなんですからここは見逃してあげてください!」
黄瀬「なんで野球で例えてるんスか?」
高尾「赤司クンが余裕ないの初めて見たわー、ふうん?」
紫原「笑わない…だと…」

朱音「あれ、みんな見てたの…!」
火神「気付いてなかったのかよ」
朱音「うん」←このメンツじゃ半分くらいにはスルーされると思ってた
黒子「で、どうでしたか」
黄瀬「あ、赤司っち止めてもやっぱり気になってたんスね」
赤司「朱音、意外と落ち着いているな。まさか慣れてるのか。何度も経験があるのか」
青峰「余裕ねえなwww」
赤司「今お前に構っている暇などない」
青峰「ウィッス」

朱音「えっと…てへぺろ!」
黄瀬「朱音っちいいい!気付いて!いまふざけてる余裕はないっスよ!」
高尾「確かに落ち着いてんねー朱音ちゃん」
緑間「ふん。よく見ろ」
高尾「え?」
緑間「アイツの顔色が悪い。それに汗の量も異常だ」
青峰「あ、もう死期悟ってる感じ?」
赤司「……朱音」
朱音「は、はい!」
赤司「いくらで転校する気になる」
朱音「ひぃ!」
青峰「こ、こいつ買収する気だ!いつもの余裕どこに置いてきた!」
黄瀬「赤司っち…目がまじっス…」
黒子「赤司くん落ち着いてください」
赤司「止めるなと言っただろう黒子」

朱音「ご、ごめんね!こんなんじゃ征くんに釣り合わない…!でもこれがあたしです!」
火神「オ、オレよりも朱音のが頭いいぞ!大丈夫だって!」
紫原「修羅場」
青峰「まじかよこいつら修羅場大好きだな」
緑間「赤司…中学時代より酷くなってないか?」
紫原「朱音ちんの脳内の大部分を黒ちんに変えられちゃったからね」
黄瀬「それ割と帝光からじゃないっスか」
紫原「たしかに」

赤司「火神おまえは何を言っているんだ。下手なフォローはやめろ!」
火神「落ち着けって!」
黒子「そうですよ赤司くん。宿題忘れを怒られたくらいで」
赤司「…っ…………は?」
朱音「わ、分かってるんだけどみんなとまたバスケ出来るのが嬉しくてどうしても手がつかなくて」
黒子「朱音さんの場合机に向かうこともしてないでしょう?」
朱音「ううう、」
黒子「火神くんもですよ」
火神「わ、悪い」

黄瀬「どういうことっスかあれ…」
黒子「先ほどの彼はボクたちのクラスの学級委員長です。宿題を忘れるクラスメイトをきちんと叱ってくれる良い人ですよ」
赤司「…」
紫原「黒ちんまさか」
緑間「告白は」
黒子「ボクは何も言っていませんよ」
青峰「やられたーーーー!」
黄瀬「なんか朱音っちも思わせぶりなこと言ってたっスよね…」
朱音「え?」
火神「ん?」


赤司「……黒子」
黒子「はい」
赤司「嵌めたのか」
黒子「なんのことですか」
朱音「(なんか征くんの怒りの矛先が変わったけどどっちにしろ怖い)黄瀬くんたちも待ってるし行く?」
火神「(めっちゃ汗でる)そ、そうだな」
黒子「朱音さん」
赤司「黒子」
朱音「………どしたの」

黄瀬「朱音っちが」
紫原「逃げようとして黒ちんのヘルプコールに逃げれなかったって感じかな」
青峰「すげえよテツ。お前の勇気」
緑間「まるで恨みを晴らしてるようだな」
高尾「あながち間違ってなかったりして」

黒子「赤司くん、嫉妬したみたいですよ」
朱音「えっ」
赤司「…そりゃあ、落ち着かないだろう」
朱音「え、えと。そ、そっかぁ」
赤司「…」
火神(朱音の照れ顔に照れてる!!)
青峰(空気がちょっと和らいだ!!)

黒子「朱音さんもバレンタイン前に赤司くんが美人に告白されてないか心配してましたもんね」
赤司「え、」
朱音「ちょっと!!!なに言ってんの!!!」
赤司「聞いてないぞ」
黒子「そりゃ面と向かって言えるわけないじゃないですか。まあ、当日に東京までチョコレートを取りに来るくらいですから朱音さんも安心したんでしょう」
赤司「…」
火神(嬉しそう)
緑間(機嫌良くなった)
紫原(結局黒ちんなにがしたかったの)
青峰(遊び倒したはいいけど反撃が怖くなって朱音ネタで回避したんだろ)
黄瀬(さすが黒子っち!)


赤司「…オレが東京に戻ればいいか」
朱音「余裕がないのは一緒ってことかな!これじゃ余計に宿題が手につかないね!!」
赤司「朱音」
朱音「う…」
黒子「言い訳にしないでください」

(((アンタが言うか!!)))


番外編で赤司のキャラ崩しすぎて本編書くと番外編書きたくなる
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